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エディター&ライターは何を読んでいる? おうち時間を充実させた愛読書5選

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ハーパーズ バザー・オンライン

自粛要請期間中に、エディターやライターはどんな本を読んだ? 書店員がいま一番売りたいと推薦する賞「本屋大賞」を受賞した本や、いまは亡き小説家のエッセイ、モードを愛する者の憧れの場であるコレクションのバッグステージを収めた写真集など、幅広いジャンルと世代から紹介! 【写真】あれもこれもオンライン? ウィズ・コロナ時代の新しい12の生活スタイル

『居るのはつらいよ: ケアとセラピーについての覚書』(著)東畑開人/エディターM

「週刊誌に掲載されている東畑さんの連載にグッと心を掴まれて、著書を読んでみたくなりました。臨床心理学者である著者は、大学で博士号を取得したのち、沖縄のデイケアクリニックに職を得ますが、そこは「ただ、居る」が充満する不思議な場所。臨床心理士としてのプライドは傷つけられ、多くのことを失うと同時に多くのことを得た日々のことを、しばらく時間が経ったのちに「ケアとセラピーについての覚書」という切り口でまとめたのがこの本です。 ここには、そのクリニックでの日々の模様がユーモラスに描かれており、わたしが中でも印象的だったのは、先輩二人がそのクリニックを辞めるときの、対照的な対応についてのくだり。心の傷つきへの向き合い方や、他者とのコミュニケーションにまつわる機微といったことを改めて考えさせられました」

『手袋をさがす』(著)向田邦子(単行本『夜中の薔薇』内)/エディター兼ライターK

「向田邦子さんの大ファンである叔母から、中学生の頃にもらったエッセイです。人生の節目節目に読んでいる大切な本なのですが、今回の自粛要請期間も貴重な折になると思ったため、開きました。 この本には、『君のいまやっていることは、ひょっとしたら手袋だけの問題ではないかも知れないねぇ』などと、上司に優しく忠告を受けつつも、妥協を許せずにひと冬を手袋なしで過ごす22歳の頃の著者が描かれており、最後を『いまだに手袋をさがしていることが自分の財産』と締めています。彼女は、当時この本を手掛けた40代半ばを過ぎてもなお、何か面白いことはないかと探究心を絶やさなかったのです。 ありのままの自分を楽しみながら生きる著者を感じられ、背中をそっと押されました。また、自分も面白いと思うものに忠実でいよう、と改めて感じさせられました」

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