千葉ロッテ、史上最強の助っ人打者は? 歴代助っ人外国人選手ランキング第1位<野手編> NPB1位の通算打率誇る”最強兄弟”の兄
プロ野球は今年もシーズン開始に向けて各球団補強を進めている。昨季の覇者・東京ヤクルトスワローズを見ても分かるように、チームの上位進出の鍵となるのが助っ人外国人選手の存在だ。近年では、メジャーリーグ経験のある選手も数多く来日し、その存在感は増すばかりだ。今回は、各球団の歴代助っ人外国人選手をランキング形式で振り返り、活躍した選手の傾向を探っていきたい。【ロッテ・野手編】 ※成績はチーム在籍期間の通算成績、ランキングはこれを基準に作成。 【2021-2022年版】千葉ロッテマリーンズ 助っ人外国人選手の新入団・退団・契約延長一覧
第1位 レロン・リー
右投左打 外野手 在籍期間 11年 1977~1987 成績 1315試合、打率.320、1579安打、283本塁打、912打点、33盗塁 最強の兄弟助っ人と称されるリー兄弟の兄、レロン・リー。11年に渡りロッテの中心選手としてチームを引っ張った。 アメリカ合衆国出身、身長183センチ、体重86キロ。グラントユニオン高から、1966年MLBドラフト1巡目(全体7位)でセントルイス・カージナルスに入団。69年に同球団でメジャーデビューを果たすと、その後サンディエゴ・パドレス、クリーブランド・インディアンス、ロサンゼルス・ドジャースでもプレーした。72年のパドレス時代に打率.300、12本塁打、47打点でキャリアハイ。通算成績は614試合で、打率.250、31本塁打、152打点。 1977年にロッテ入団。パワー不足が懸念されていたが、初年度から打率.317、34本塁打、109打点を記録し、本塁打王と打点王の二冠に。いきなりリーグ最強打者へと躍り出た。フリースインガータイプで四球自体は少なかったが、長打率.612(リーグ最高)は相手投手の脅威となった、 以降も引けを取らない活躍を見せ、1980年には首位打者(打率.358)も獲得するなど10年連続打率3割超えをマークし、長きに渡りチームに貢献した。なお、4000打数以上での生涯打率.320は2021年終了時点でNPB歴代1位の記録となっている。
ベースボールチャンネル編集部