果たして選ばれるのか?ノーベル賞発表…医学・生理学賞で森和俊教授 吉報を待つ【岡山】
岡山放送
2020年のノーベル賞の発表が10月5日から始まります。このあと午後6時半から発表される医学・生理学賞では倉敷市出身で京都大学の森和俊教授の受賞が有力視されています。 市内の母校はその瞬間を待っています。 どこへでも行って大いに活躍すべき。 そんな挑戦の大切さを説く25文字の言葉が書かれた色紙は倉敷市の倉敷青陵高校にあります。書いたのは卒業生で、京都大学の森和俊教授。 森教授が主に調べているのはタンパク質を作る小胞体という組織です。様々な病気の原因になる異常なタンパク質を、この組織が見つけて治す仕組みに光を当てました。 (森教授の同級生 林俊輔教諭) 「途中まで同じ方向で一緒に帰ったり、買い食いを一緒にしたりとか、そういうこともありました」 森教授の同級生で、この高校で教鞭をとる林先生が持っているのはその瞬間を待つくす玉。数年間、割れないまま保管されています。 2014年、アメリカで最も権威のある医学賞を受賞し一躍、ノーベル賞候補になっても講演などを通して母校との関わりを続ける森教授。その吉報を待つのは地元も同じです。 (同級生 林俊輔先生) 「誠実に接して下さる、偉ぶったところがあるわけでもなく、同級生というか、接し方が変わることもないです。受賞はずっと希望し、熱望しております」 (倉敷青陵高校 高槻信博校長) 「色紙に「挑戦」という言葉を書いて下さっています。私も常々生徒たちに挑戦するよう声をかけているんですが、その見本として大いに期待しています」
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