個人事務所閉鎖報道の板東英二 「突然スタジオに現れ…」数年前の危ない兆候とテレビ復帰への執念
板東英二(83)の個人事務所が閉鎖されていたという。 第一報を報じた『NEWSポストセブン』によると、板東のオフィシャルWEBサイトは見ることができるがそこに明記されている個人事務所『E』の登記は、’21年12月27日付けで閉鎖されているという。 【超貴重】すごい!かつて坂東英二とW主演した高倉健さんの懐かしい笑顔 報道のきっかけは、板東の母校、徳島商業高校が12年ぶり24回目の甲子園出場を果たしたことにある。ちなみに彼が’58年に成し遂げた、大会通算83奪三振の記録は現在も破られていない。そんな彼が母校の快挙に何のコメントも出していないのはおかしいという疑問からだった。 高校卒業後中日ドラゴンズに入団した板東は 現役生活11年間でプロ通算77勝をあげて’69年に引退。 「引退したプロ野球選手の常道である解説者としてはもちろん、関西弁で繰り出す辛口の発言が人気となり、コメンテーターやタレントとしての活動も増えていきました。『マジカル頭脳パワー!!』(日本テレビ系)や『世界ふしぎ発見!』(TBS系)といったクイズ系バラエティー番組にレギュラー出演するだけでなくローカル局制作のワイドショーなどにも進出し、板東の人気は不動のものとなりました」(スポーツ紙記者) しかし、’12年、名古屋国税局の税務調査で板東の個人事務所『オフィスメイ・ワーク』に7年間で約7,500万円の申告漏れがあったことが発覚。記者会見で板東が、 「カツラが経費として落ちると思っていた」 などと発言したことが話題になったが、その後本人は修正申告を行い、追徴税の支払いを済ませている。 「しかし、名古屋国税局は、板東自身の指示で所得隠しを続けていた可能性を指摘しており、一部ニュースでは《架空発注などを含む悪質な所得隠し》と報じられました。そのため、受けたダメージは大きく、レギュラー出演していた番組を降板する羽目になります」(ワイドショースタッフ) 約1年間の活動休止期間を経た後、インターネット番組やラジオ番組で仕事復帰し、’14年には吉本興業に所属したことが話題になった。その後は徐々にテレビ番組への復帰が進み、レギュラーこそないもののゲスト出演で板東の顔を見る機会は増えていった。 また’16年には自身のYouTube番組を開設し、YouTuberとしての活動を始めるなどしたが登録者数は伸びず現在、動画投稿は止まったままだ。そして’18年に、吉本興業との契約を解除した後は大阪のラジオ番組をメインに活動していたのだが、 「’20年7月でした。大阪の自宅近所で転倒して頭部分を強打、緊急入院したことを同番組プロデューサーが明かしました。それから出演復帰することはなく、同年9月でラジオ番組がすべて打ち切りになり、レギュラー全番組終了となりました。回復したという話は聞こえてこず、その時も《事実上の芸能界引退》と報じられました」(スポーツ紙記者) そんな板東が数年前に見せていた奇妙な行動について、名古屋の某テレビ局のディレクターが語ってくれた。 「ある時、板東さんが過去に出演していた早朝の番組のスタジオに突然現れたんです。脱税騒動で降板してから何年か経った後でした。テレビを見ていた人は、何か起きたのかと思ったでしょう。というのも出演者全員がある一定の方向を向いて驚いた表情をしていたわけですから。出演者の視線の先、つまりスタジオのカメラマンがいる奥に板東さんがニコニコしながら立っていたというのです。 サプライズゲストだと思った人もいたようですが、勝手に入ってきたんです。いまはどこもそうですが、セキュリティーが厳しく関係者にアポもなく局内に入ることはできません。警備員が顔を知っているから入れてしまったようですが、後でこっぴどく叱られたそうです。来局の意図がわからず、その後名古屋のテレビ局の間では『板東さんはヤバイ』という話が広がりました」 単に古巣への陣中見舞いに駆け付けただけなのか、それともレギュラー復帰を画策していたのかわからないが、そもそも板東がその番組のレギュラー出演を獲得したのも力業だったという。 「当時その番組は局の1階にあるガラス張りのスタジオを使って放送されていました。ある時、板東さんが外からスタジオ内に向かって手を振っていたんです。名古屋で超人気者の板東さんですからみんな驚きますよね。で、生放送ですから、『板東さん、どうぞこちらへ来てください』とスタジオに招き入れて、そのままレギュラー出演者になったと聞きます」(同・ディレクター) テレビ出演にかける執念の凄まじさが感じ取れるエピソードだが、表舞台から消えて早3年。オフィシャルWEBサイトに質問メールを送ったが返信はなかった。御年83歳になった板東、その執念で再び姿を見せてもらいたいがーーーーー。
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