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有害性不明な物質、最も高く 4月の普天間の泡消火剤流出、京大准教授が分析

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琉球新報

 【宜野湾】4月にあった米軍普天間飛行場の泡消火剤流出で、琉球新報が採取した泡を京都大の原田浩二准教授(環境衛生学)が有機フッ素化合物(PFAS)の濃度を調べた結果、有害性が不明な「6:2FTS」の値が最も高かったことが21日までに分かった。1リットル当たり950万ナノグラム含まれていた。  原田准教授は、発がん性が指摘されるPFOSなどの代替品として同物質が多く使用されているとみている。有害性が解明されていないため注意を呼び掛けている。  6:2FTSは各種調査で周辺から多量に見つかっている。原田准教授は「6:2FTSを原料として合成されたものが泡消火剤の主成分と考えられる」と分析。多量検出に懸念を示し「PFOSとPFOAの暫定指針値のように、何らかの目安をつくることも大事だ」と指摘した。  今回基地外へ流出した総量は約14万3830リットル。琉球新報社は4月11日、泡消火剤が流出し泡が発生した宇地泊川(比屋良川)で、直径10センチほどの泡を採取して原田准教授に分析を依頼した。  4月12日に採取した河川水からは、PFOSとPFOA合計が1リットル当たり最大で247・2ナノグラム検出された。河川や地下水における国の暫定指針値は同50ナノグラムと定められている。  (金良孝矢)

琉球新報社

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