「窯の調子がおかしい」愛知・瓦工場で爆発…作業員1人死亡 鉄道も一時運転見合わせ
29日、愛知県高浜市の工場で爆発が起き、作業員1人が死亡しました。この地域は全国でも有数の瓦の産地で、爆発があったのは瓦製造工場の1つでした。 【画像】「窯の調子がおかしい」愛知・瓦工場で爆発…作業員1人死亡 鉄道も一時運転見合わせ 近所の人 「ドカンって爆発音がしたので、本当に何かあったと思って」 「地震かなって。扉がバーンと揺れた。1回だけ」 現場は愛知県高浜市にある瓦の製造工場です。消防によると、午後4時ごろ「窯が爆発した」などと工場関係者や近所の人から通報が相次いだといいます。 救急隊が駆け付けると、工場で働く作業員・杉浦眞さん(60)が倒れていて、その場で死亡が確認されました。他にけが人はいないとみられています。 日本における瓦の三大産地として知られている三河地方。爆発があった工場のホームページによると、日本最大級の窯も2つあるといいます。 警察によると、爆発直前、亡くなった従業員から別の従業員に窯の異変を伝える電話があったといいます。 亡くなった杉浦さん(警察によると) 「窯の様子がおかしい。調子が悪いから見にきてほしい」 爆発直後、周辺には異臭も立ち込めていました。 近所の人 「外に出た時にガスみたいな異臭がした」 影響は思わぬところにも。爆風で飛散した破片が工場に隣接する線路を塞ぎ、その先では電車が立ち往生していました。名鉄三河線は、碧南駅と刈谷市駅の間で一時運転を見合わせに。 近所の人 「ちょうど下校時間で、子どもたちがすごく騒いでいて。遮断機が下りているので、子どもたちも通れないし、みんな車はUターンしていくので騒然でしたよね」 警察と消防が詳しい原因を調べています。
テレビ朝日