月1.7万円で1千万円めざす 投資するには若いほどいい
藤士 磨音さんは「これから結婚や出産などで生活が変わるかもしれないのに、どう投資していけばよいのか」が気になっているとのことでしたよね。具体的にどういったことをイメージしていますか? 磨音 先日、学生時代の友達が結婚したんですが、新居への引っ越しなどで何かとお金がかかったらしく、「あまり貯金していなかったので大変!」と言っていたんです。コロナ禍で結婚式はしなかったにもかかわらず、です。そんなにお金がかかるなら、投資とかしてても大丈夫なのかって迷い始めて……。 藤士 結婚などの人生の節目ともいえるイベントでは大きなお金がかかりがちですね。結婚後も、例えば出産後の子育て時期は時短勤務だと収入が下がるといったお金の変化があるため、投資を考える際はそれらもおさえておく必要があるんです。 磨音 でも、何より困るのは「いつ結婚するのか」全く予定を立てられないことなんです。なにしろ結婚って相手次第ですし。私なんて、まだ相手もいません。でも、タイミングがあれば、いつでもしたいな、って……。 藤士 結婚は「いつ」という時期を定めにくい筆頭格で、男女の出会いはわからないものですから(遠い目)。 磨音 里中さんも何かそんな出会いの経験がおありですか? 藤士 いや、私のことは置いといて。ともあれ、結婚資金であれば、いつ必要になるかわからないからこそ、いつでも引き出せるお金で用意しておく必要があります。例えば、「今、株価が下がっているから、回復するまで結婚は待って!」とか、言いにくいでしょ? 磨音 言いにくいというより、あり得ないです、そういうの。 藤士 結婚資金に限らず、投資するお金はまず「何のためにそのお金を投資していきたいのか?」という目的を持つのが投資の成功のコツです。「何のために?」が定まると、「では、いつまでそのお金を運用するのか?」という運用期間が定まるからです。運用期間に適した運用の手段を選ぶのがコツです。だからこそ、結婚資金のような、すぐに必要になるかもしれないお金は投資には向いていないんです。 磨音 そうすると、やっぱり私には投資は向いていないってことでしょうか?