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花火師が贈った“5分間のサプライズ”「この閉塞感を打破してもらえたら...」思いを込めた大輪の舞台裏

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新型コロナウイルスの感染拡大で花火大会の中止が相次ぐ中、6月1日の夜、全国の花火業者が一斉に花火を打ち上げました。観客の密集を避けるために場所は秘密にされ、5分以内に制限された“花火大会”。その舞台裏を取材しました。

6月1日夜、5分間だけ輝いた滋賀県・琵琶湖の空。打ち上げられた花火をじっと見つめる人がいました。

滋賀県長浜市にある柿木花火工業の三代目社長・柿木博幸さん(51)です。これまで毎年、夏の夜空を彩ってきました。

しかし、今年は新型コロナウイルスの影響でほとんどの花火大会が中止に。倉庫には花火玉が山積みとなっています。 「電話があれば、断りの電話ですから…。もうどうしようもない。本来であれば何千万円っていう稼ぎになってくるんですけど。」(柿木花火工業・三代目社長 柿木博幸さん) 火薬の維持費だけで年間100万円。家庭用の手持ち花火の販売もしていますが、それだけでは到底経営は成り立ちません。

そんな中、柿木さんのもとに“ある誘い”がありました。日本中の花火業者が協力し、各地で同時に打ち上げるという今回のプロジェクトです。花火の力で日本中を元気にしたい…そんな想いをのせて、全国各地で5分間だけ花火を打ち上げます。費用は全額自腹ですが、柿木さんはすぐに参加を決めました。

「元々何かしようかなと思っていたんですよ。しようかなというか、何かできないかなって。見てホッとしてもらえるような部分があるといいなと思っていたので、それやったらさせてもらおうかなと。」(柿木博幸さん)

柿木さんが打ち上げ場所に選んだのは地元・長浜港でした。そして6月1日の夜、打ち上げを迎えました。

「この閉塞感漂う中を打破してもらえると。花火を見てね、元気づけられる人、『ああ、よしやっていこう』とか思われたらありがたいなっていうのと、僕としては皆さんの健康と繁栄を願って届くとありがたいなと思いますね。」(柿木博幸さん)

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