91歳の料理家、小林まさるさん「料理は最高の“頭の体操”だよ!」【義父・義娘の最強コンビ!小林まさみ・まさるの「ハッピーごはん」①】
人気料理研究家の小林まさみさんと小林まさるさん。二人は義理の父と娘、共に楽しそうに料理をする姿や、まさるさんの91歳とは思えない溌剌とした仕事ぶりが今、話題を呼んでいる。この連載ではそんな二人が、生き生きとした毎日を送るために行っている「食の工夫」を、絶品レシピとともにお届けする。
【右】小林まさみさん 料理研究家。会社勤務を経験後、調理師学校に通い料理の道へ。テレビのフードコーディネーターや料理愛好家・平野レミさんなどの助手を経て独立。実用的でわかりやすいレシピと何度でも食べたくなる家庭的な味に定評があり、テレビや雑誌、料理教室などで活躍中。『血糖値を下げる1か月献立』(Gakken)、『毎日何を作るか、悩む人へ。まさみ式考えない晩ごはん』(オレンジページ)など、著書多数。 【左】小林まさるさん 1933年生まれ。終戦後15歳で樺太から北海道に引き揚げる。炭鉱の機械エンジニアになり、27歳からは3年間ドイツに赴任した経験を持つ。定年後は息子夫婦と同居。70歳より、義娘(息子の妻)まさみさんの調理アシスタントに。現在は自身もシニア料理研究家としても単独でテレビ、雑誌、書籍などで活躍中。著書に『人生は、棚からぼたもち!』(東洋経済新報社)など。You Tubeの動画配信「小林まさる88チャンネル」では、持ち前の明るいキャラクターが話題を呼んでいる。
OurAge世代の料理研究家と91歳のアシスタント
小林まさみさんは、さまざまなメディアで活躍する人気の料理研究家。シンプルで、ほっとする家庭的なレシピが幅広い年代から人気を集めている。 まさみさんを20年以上「アシスタント」として支えてきたのが義父(夫の父)の小林まさるさん。91歳となった今も現役で、撮影前の買い物から、料理の下ごしらえ、洗い物、掃除といったアシスタント仕事を、すべてこなしている。生き生きと働くまさるさんの姿は、「人生100年時代」といわれる今、お手本にしたい「スーパー高齢者」として、注目の的になっている。 それにしても「義娘が先生で、義父がアシスタント」というのは、一般的にはかなり珍しい組み合わせ。まさるさんはどのような経緯で、まさみさんのアシスタントになったのだろうか?