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「仕事が好きだ」と言う人の根底には、不安がある。オーバーワーカーに必要なメンタルケアとは?

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新R25

「見える化」が自分を救う

ですから、目に見えない価値をつくる仕事をしている人は、できるだけ「見える化」したほうがいいのです。 私の場合は、本を読む量でも、動画を投稿した本数でも、年間や月間に出版した本の冊数でもいいのですが、何かを基準にして計らないと、やはり不安になってきます。 私がYouTubeで動画投稿を始めたのも、そこに理由があります。 本は好きで読んでいるからいいのですが、自分がビジネス上の成果をあげたのかどうかを計りたいと思っていました。 そこで、自分のコントロールできる数値にするため、「何本の動画を投稿した」ということを数値(目標)にしているのです。 このように、目に見えるようにしないと、知識労働者は不安になり、「もっとやらないといけないかな」「もっと本を読まなくちゃいけないかな」「もっと論文を読まなければ」などと追いつめられ、働きすぎになります。 その結果、認知能力が下がったり、死亡率が上がったりといった事態を招くのです。

生産性が高い傾向にある「オーバーワーカー」

こうした不安感が強いオーバーワーカーには、非常に生産性の高い人が多いといわれています。 能力もモチベーションも高くて、ものすごくがんばるので、バリバリ働いているように見えますが、突然、うつ病になったり、出社しなくなったりします。 不安に対するケアをきちんとしていないため、燃えつきてしまうのです。 オーバーワークの人たちが、「自分は仕事が好きなんです」とか「仕事が趣味だから」と口にすることがあります。 でも、ほんとうに好きで喜んで働いているのなら、べつに「仕事が好きなんだ」とまわりに言いふらす必要はありません。 つまり、「仕事が好きだ」という根底には、不安が残っているのです。 しかも、こういう人たちは自己批判能力も非常に高いので、働きすぎが原因で体を壊したり、生産性が落ちたり、燃えつきたりすると、「なんて自分はダメな人間なんだ」「これじゃ、誰にも必要とされない」などと、自分を激しく責めたてます。 また、バリバリ働いている自分を周囲に見せようとするため、自分の悩みや問題を他人とシェアしようとしません。 そのため、どんどん追いつめられて、メンタルが悪くなっていくのです。 こうしたことを理解して、自分自身のケアをすることが大切です。

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