これで「怒りをぶつけてくる人」が怖くなくなる…鋼メンタルの人が実践する"ダダ漏れ感情"の受け止め方
■今この瞬間できるのは、たった1つだけ 大切なのは、「1つの仕事」に集中できるように、「それ以外」を視界から隠してあげること。 たとえば、ふせんに仕事を書いているなら、1枚ずつ横に並べるのではなく、縦に重ねて管理するとよいでしょう。 そうすることで、つねに1枚目の仕事だけ目に入り、集中しやすくなります。 2枚目以降を気にする必要はありません。 終わったら「ハイ次」と、順番に対処するようにしてください。 どんなにやることがたくさんあっても、今この瞬間できるのは、たった1つだけです。 結局、そうやって一つひとつ確実に片付けていくのが、最速だったりします。 目の前の仕事に集中するための工夫をすれば、「あれもこれも」と焦ってしまうこともなくなるでしょう。 ---------- 目の前の仕事以外を隠せば、一つひとつの仕事に集中しやすくなる ---------- ---------- 片田 智也(かただ・ともや) 一般社団法人感情マネージメント協会代表理事、公認心理師 20代で独立起業するが、ストレスから緑内障を発症、視覚障害者に。同年、うつ病と診断された姉が自死。姉の死の真相を知るために精神医学や心理療法を探求し、後に心理カウンセラーに転身する。厚生労働省ストレスチェック制度、防衛省メンタルサポートなどメンタルケア関連の公共事業に多数参画。カウンセリング実績はのべ1万5000人以上。企業研修や講演の受講者は累計2万名を超える。精神障害を持つ方のカウンセリングから経営者、アスリートのメンタルトレーニングまで「心の問題解決」に広く取り組む。 ----------
一般社団法人感情マネージメント協会代表理事、公認心理師 片田 智也 イラスト=髙栁浩太郎