これで「怒りをぶつけてくる人」が怖くなくなる…鋼メンタルの人が実践する"ダダ漏れ感情"の受け止め方
■「失敗やミスをごまかそうとする姿勢」に怒りは向けられる その時、上司の怒りの大部分は、「免許取消になったこと」ではなく、「免許取消を黙っていたこと」に向けられていたのです。 怒りの総量が「10」だったとすると、そのうち「9」は、「すぐに報告をしなかったこと」に対するものでした。 もしその日のうちに報告していたら、わずか「1」の怒りで済んだことになります。 バッドニュースそのもの、起きたこと自体は変えられません。 でも、それをいつ報告するかはあなた次第。 人の怒りというのは、「失敗やミス」以上に「それらをごまかそうとする姿勢」に向けられがちです。 受けるダメージを最小化するためにも、悪い報告はさっさと手放してしまうのが得策でしょう。 問題を持ち帰り、もやもや抱え込む時間は苦しいものです。 そういった精神的な痛みも含めると、悪いニュースをいち早く打ち明けるのは、何よりもあなた自身のためになります。 「さすがにちょっと言いづらい……」と感じる内容ほど、むしろさっと報告してみてください。そうすれば、心の痛みを最小限に抑えられるでしょう。 ---------- 報告が早いほど、自分自身の苦しさが小さくなる。思い切って言ってしまおう ---------- ■大量のタスクは「縦1列」に並べて先頭からやっつける ---------- やることが重なると焦ってしまう ↓ 意識を向ける仕事は、つねに1つ ---------- メールを返したり、資料を作ったり、ちょっとしたトラブルを処理したり、一つひとつは小さな仕事でも、やることが重なると頭がいっぱいになるものです。 焦れば焦るほど落ち着いて考えられなくなりますし、当然、冷静に対処することも難しくなります。 テキパキ片付けている人を見て、「それに比べて私は……」と、うまくこなせない自分のことを責めてはいないでしょうか? 大丈夫。やることが重なって気持ちが焦るのは誰でも同じです。 おそらく一つひとつの仕事は、些細なものがほとんどでしょう。 でも、それらを「ひとまとめ」で見てしまうと、太刀打ちできない、巨大なもののように感じてしまいます。 そんな時は、仕事を横に並べるのではなく、縦1列に並べて、見方を変えてみることです。 吊り橋のような細い通路をイメージしてください。そこに仕事たちを順番に並ばせるのです。そして、先頭の仕事からやっつけていきましょう。 後ろに控えている仕事は気にしなくても大丈夫。 あなたが意識を向けるべきなのは、「次にやる仕事」だけ。 つねに1つを気にしていれば、気持ちが乱れることもありません。 原理としては、「タスク管理アプリ」と同じです。 やることを1つずつ、次のように分類していきます。「今日やること」「来週でよいこと」「人に任せること」「連絡待ち」など……。 最終的に、目に入るのは「次にやること」1つになります。すると急にやる気が湧いてくるでしょう。目の前のこと以外、見えなくなったからです。