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橋本聖子男女共同参画担当相「努力踏みにじる」…性被害者支援巡る杉田水脈議員の女性蔑視発言に怒り 野党からは議員辞職求める声

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スポーツ報知

 橋本聖子男女共同参画担当相(55)は29日の記者会見で、性暴力被害者支援を巡り、自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(53、比例中国)が「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言したことについて「非常に残念だ。自民党として適切な措置をするべきだった」と述べ、党の対応に疑問を呈した。  同じ自民党細田派に所属する杉田氏の問題発言があったとされるのは、25日に行われた党の非公開の会合。政府側から性暴力被害者の相談事業に関する説明を受けた際だったという。被害者を蔑視(べっし)する発言について、橋本氏は「コロナ禍で女性が大変な困難に陥っており、声なき声を支援に結びつける努力を踏みにじるような発言ではなかったか」と指摘した。  橋本氏は、性被害に遭った人のための全国共通短縮ダイヤル「#8891」を10月1日から開始すると正式発表。発信場所から各都道府県の最寄りのワンストップ支援センターにつながることから「早くワン(ストップ)」と覚えてもらう。橋本氏は「被害を訴えることをちゅうちょしないでほしい」と呼び掛けただけに、杉田氏の発言には怒りを隠せなかったようだ。  野党も共産党の小池晃書記局長(60)が杉田氏に対し、28日に「ひどい女性差別で、性犯罪被害者をおとしめるセカンドレイプだ。国会議員の資格はない」と批判し、議員辞職を要求。立憲民主党の福山哲郎幹事長(58)は29日、「不届きな発言だと思うが、まずは自民党の中で処分なり、どういう対応をされるのかを注視したい」と述べた。  杉田氏は18年にも性的少数者(LGBT)は「生産性がない」と月刊誌に寄稿し、物議を醸した。今回、性暴力撲滅を訴える「フラワーデモ」の主催者らが謝罪と議員辞職を求める署名をインターネット上で呼び掛けると、9万筆以上が集まった。25日の会合に出席した複数の関係者が杉田氏の発言を認めているが、本人は26日付のブログで「報道にあるような女性を蔑視する趣旨の発言はしていない」と否定している。  〇…政府は29日の閣議で、ドメスティックバイオレンス(DV)や性暴力への対策を強化するため、内閣府に「男女間暴力対策課」を新設すると決めた。加藤勝信官房長官は記者会見で「DVや性暴力は性別を問わず人権を著しく踏みにじる決して許されない行為だ。政府全体として取り組みを一層強化していきたい」と述べた。  ◆杉田 水脈(すぎた・みお)1967年4月22日、神戸市生まれ。53歳。90年、鳥取大農学部を卒業後、住宅メーカーを経て92年から西宮市役所に勤務。2010年に退職し、12年の衆院選に兵庫6区で日本維新の会から出馬。選挙区で敗れるも比例近畿で復活し、初当選。14年は次世代の党から同区で出馬し落選。17年、自民党の比例中国単独候補となり当選し、現在2期目。趣味は読書、旅行、カラオケ。家族は夫と一女。

報知新聞社

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