かなりイケてたのに消滅! 一代で消えたのが惜しい車5選
光るものがありながら一代で消えたクルマを振り返る
現在、新車で販売されているクルマのなかには、何代にもわたって継続して販売されているモデルがあります。例えばトヨタ「クラウン」や日産「スカイライン」は、50年以上もの歴史を刻む息の長いモデルです。 【画像】世が世なら売れてた! 一代で消えた悔しすぎる車を見る(25枚)
その一方で、販売が低迷したことから、フルモデルチェンジをおこなうことなく、一代限りで消滅したモデルもあります。 そうしたモデルのなかには、光るものがありながら消えたクルマも存在。そこで、一代で販売を終了したのが惜しいと思われるモデルを、5車種をピックアップして紹介します。
●日産「180SX」
日本の景気が急上昇していた1988年に、日産は5代目(S13型)「シルビア」を発売しました。2ドアクーペの優れたデザインと高性能なスペックのFR車ということから発売と同時に絶大な人気を誇り、一躍ヒット車種になります。 そして、1989年には3ドアハッチバッククーペの姉妹車「180SX」が登場し、やはりFRのスポーティモデルとして人気を博しました。 両車は主要なコンポーネンツを共有していましたが外観は大きく異なり、シルビアが固定式ヘッドライトだったのに対して180SXはリトラクタブルヘッドライトを採用し、前者はクーペ、後者はハッチバックと、全体のフォルムは完全に別のクルマに仕立てられていました。 180SXは発売当初、最高出力175馬力を発揮する1.8リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載。後に205馬力の2リッターターボと140馬力の2リッター自然吸気にスイッチされます。 その後、1993年にシルビアは6代目へとフルモデルチェンジしますが、180SXは従来型のままフルモデルチェンジすることなく継続して販売されました。 180SXは改良が加えられながらフルモデルチェンジすることなく販売が続き、1999年に7代目シルビアの登場をもって消滅。およそ10年間のロングセラーでしたが、後継車はありませんでした。