インフルエンザ予防接種、どれくらい効くの?
ワクチン接種の副反応とは
一方でよく心配されるのは、ワクチンを接種することによる「副反応」です。副反応とは、ワクチンを接種したとき、「免疫がつく」というワクチンの目的以外の反応がみられることで、一般的にいわれる「副作用」とは区別されています。 季節性インフルエンザで比較的多くみられる副反応として、接種を受けた人の10~20%に、接種した場所の赤み、はれ、痛みなどが、5~10%の人に発熱、頭痛、寒気、だるさなどが見られます。しかしどちらも通常は2~3日で症状がなくなります。このほか、まれにワクチンに対するアレルギー反応も見られています。 そのほか、まれに重い副反応や、数件の死亡例もありますが、厚生労働省によれば、重症例や死亡例とワクチン接種の直接の明確な因果関係がある症例は認められず、また、死亡例については、ほとんどが重い持病をもつ高齢者だったとのことです。 参考資料:厚生労働省「インフルエンザQ&A」