【新NISA】2025年の投資戦略は?65歳までに毎月「3万円」&「5万円」積み立てると将来いくらになるかシミュレーション!
2025年の投資戦略
2025年の注目ポイントをお伝えしてきましたが、個人投資家はどのように対応していけばよいのでしょうか。 基本的には、長期・積立・分散投資でコツコツと投資を続けていくことにつきますが、米国株の配分には、やや気をつける必要があります。 現在、日本で販売されている投資信託のうち、純資産総額の上位を占めるのは米国株式に関係するファンドです。たとえば、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は米国株式の組み入れ比率が高く、S&P500に連動するインデックスファンドなどと一緒に保有すると米国株の配分が高くなりすぎます。 2025年は良い意味でも悪い意味でも、米国に注目が集まりやすい状況です。各国の情勢は刻々と変わるため、現時点で予測することはできませんが、米国の動きを注視つつ、バランスのよいポートフォリオになるように配分しましょう。
新NISAで積立投資!65歳までにいくらになるかシミュレーション
それでは、積立投資で65歳までに資産をどのくらい築けるのか、今年再スタートした「新NISA」を利用したケースでシミュレーションしていきます。 新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠の両方で、積立投資が可能です。また、両枠を同時に使用することも可能なので、賢く活用して効率的な資産形成に役立てましょう。 シミュレーションの期待リターンは4%とします。この4%はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が運用している年金積立金のリターン(市場運用開始以降・年4.26%)とほぼ同じです。 国内外株式と国内外債券に、ほぼ4分の1ずつ投資するポートフォリオから得られるリターンですから、投資初心者も参考にしてみてください。 ●【参考】みんなの積立額はいくら? 一般社団法人 投資信託協会がおこなった、NISAに関するアンケート調査によると、成長投資枠での積立希望額(月額)の平均は4.8万円、つみたて投資枠では3.3万円となっています。 希望額なので実際に投資している額とは異なりますが、3~5万円程度の積立を希望している方が多いことがわかります。この数字をもとに、毎月の積立額が3万円と5万円のケースでシミュレーションしてみましょう。 ●【年齢別シミュレーション(1)】毎月3万円・年4%(複利)・65歳まで運用するケース ・25歳 運用期間40年 3546万円 ・30歳 運用期間35年 2741万円 ・40歳 運用期間25年 1542万円 ・50歳 運用期間15年 738万円 ・55歳 運用期間10年 442万円 ●【年齢別シミュレーション(2)】毎月5万円・年4%(複利)・65歳まで運用するケース ・25歳 運用期間40年 5910万円 ・30歳 運用期間35年 4569万円 ・40歳 運用期間25年 2571万円 ・50歳 運用期間15年 1230万円 ・55歳 運用期間10年 736万円 ※上記は積立月額、想定利回り、運用期間で単純計算したものです。投資には各種リスクがあります。市況によっては元本が割れる可能性があることにご注意ください。