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代替肉の「ビヨンド・ミート」が中国に工場建設

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東洋経済オンライン

 植物由来の代替肉の製造・販売を手がけるアメリカのビヨンド・ミートは、9月8日、中国に生産拠点を設けると発表した。「ビヨンド・ミート」ブランドの牛肉、豚肉、鶏肉の代替肉の現地生産に乗り出す。 この記事の写真を見る  「中国は食肉製品の世界最大級の市場であり、代替肉でも最大の市場になる可能性がある」。ビヨンド・ミートの創業者でCEO(最高経営責任者)を務めるイーサン・ブラウン氏はそう述べた。同社は浙江省の嘉興経済技術開発区に2つの工場を建設する計画で、うち1つは世界最大級かつ技術的に最先端の代替肉生産施設になるという。

 この発表を受けて、アメリカのナスダックに上場する同社の株価は急騰。9月8日の終値は134.47ドル(約1万4267円)と、前週末の終値より6.87%上昇した。 ■アリババ系の生鮮スーパー「フーマー」と提携  ビヨンド・ミートによれば、中国の工場は数カ月以内に試験生産を開始し、2021年初頭から全面稼働する見通しだ。同社は中国の拠点に生産とともに研究開発の機能も設け、数年後には中国がビヨンド・ミートの主要市場の1つに成長することを望んでいる。

 今回の発表以前から、ビヨンド・ミートは中国市場への本格進出に向けた動きを加速していた。7月1日には阿里巴巴集団(アリババ)傘下の生鮮スーパー「盒馬鮮生(フーマー)」と提携し、上海市の50店舗で主力製品の「ビヨンドバーガー」の販売をスタート。9月からは北京市と浙江省杭州市の48店舗でも販売する。  一方、アメリカ市場でのビヨンド・ミートのライバルであるインポッシブル・フーズは、中国市場への参入意欲を前々から示しながら、いまだ実現していない。2019年9月に財新の取材に応じた創業者兼CEOのパット・ブラウン氏は、次のように語っていた。

 「当社の製品に含まれる大豆レグヘモグロビン(訳注:大豆由来の色素添加物で、本物の肉のような色や食感を再現するのに用いられる)には遺伝子組み換え技術が使われており、中国市場で販売するには(中国政府の食品安全当局の)承認が必要だ。われわれは中国のパートナーが手続きを手助けしてくれるのを期待している」  (財新 駐香港記者:文思敏) ※原文の配信は9月9日

財新 Biz&Tech

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