【京都大賞典】キセキ参戦 「距離延長9勝」「1・2枠5勝」など 当日まで覚えておきたいデータ
内枠が断然有利
今週から4回京都開催がはじまる。この開催終了をもって京都競馬場は改修工事に入り、しばしの別れとなる。果たして無敗の三冠馬が牡牝ともに誕生となるだろうか。 【京都大賞典 2020予想】京大式!有力馬はキセキ、グローリーヴェイズなど!それでも狙ってみたい馬とは? と、その前にまずは開幕を告げる京都大賞典がある。東の毎日王冠とならぶ伝統のGII。秋の古馬中距離路線、その入り口にあたる。以前は波乱が少ない堅実なレースだったが、昨年は先日この世を去ったドレッドノータスが11人気1着、2着6人気ダンビュライト、3着5人気シルヴァンシャーで3連単は181万円を超えたように、波乱もしばしば起こるようになった。さてその傾向はどんなものか。いつものよう過去10年間分のデータを使用して傾向を調べる。 翌週に秋華賞、その次週に菊花賞というスケジュールと、2400mという長めの距離が影響しているのか、同週の毎日王冠とは対照的に3歳馬の出走は10年でだった1頭。ここは3歳ではなく4、5歳に注目。勝率では5歳【5-4-3-23】勝率14.3%、複勝率34.3%が上位。4歳は【3-5-2-17】勝率11.1%、複勝率37%で馬券圏内にくる確率は5歳を上回るものの、単勝回収値は4歳32%に対して5歳が552%と圧倒している。4歳は人気どころを押さえつつ、穴は5歳といったところか。 5歳の1着馬は2、5、11、1、2人気。13年ヒットザターゲットが釣り上げた結果の単回収率だが、2着も昨年ダンビュライトを含む1、6、6、6人気と中位人気が多い。また、昨年1着ドレッドノータスや17年スマートレイアーなど6、7歳からも勝ち馬が出ており、ベテランだからと見限れない。 続いて枠順別成績。毎日王冠は開幕週ながら外枠優勢というデータが出ているのだが、東京よりメンテナンス期間が長い京都の芝も秋は絶好の状態。枠番別成績はそれをストレートに反映して、1枠【2-1-0-8】勝率18.2%、複勝率27.3%、2枠【3-0-2-7】勝率25%、複勝率41.7%と内枠優位は一目瞭然。複勝率でみれば枠番の偏りは少ないが、単勝、アタマ狙いを考えるのであれば外枠は控えたいところだ。