CARRERA・TD01-AIR【ニューモデルインプレッション】
注目の最新モデルを徹底インプレッション! 今回はカレラのラインナップのなかで、ミドルレンジを固めるモデルでありながら高弾性カーボンを採用するなど充実のスペックを誇る、「CARRERA・TD01-AIR(TD01エアー)」に管洋介が乗ってみた!
クラス以上の性能を誇るオールラウンドエアロロード ディスクブレーキ化によりさらなる性能向上に成功!
1970年代に活躍したイタリアの元ロード選手ダヴィデ・ボイファバとルチアーノ・バラキによって設立されたブランドがカレラだ。1990年代にはクラウディオ・キャプーチ、マルコ・パンターニらの活躍で名声をほしいままにし、カーボンバイク全盛期の現代においても自転車愛好家たちの夢をかなえるバイクを作り続けている。TD01エアーはカレラのラインナップのなかで、ミドルレンジを固めるモデルでありながら高弾性カーボンを採用するなど充実のスペックを誇る。 モデル名のTDはティアドロップ、つまりはフレームが涙滴型の断面形状であり、優れた空力性能が与えられていることを意味する。TD01エアー自体は2017年に発表されたモデルだが、新たにディスクブレーキ対応フレームが発表された。 リムブレーキモデルから継承する空力性能に加え、優れたレスポンスとコントロール性能は健在。路面や気象条件を問わずに安定した制動力を得たことで、さらに性能を高めることに成功した。 TD01エアーには自分好みのバイクを作り上げられるフレームセット販売と、すぐさま走り出せる完成車販売(34万円(シマノ105仕様/税抜)がある。 あくなきスピードの追求という、ロードバイクの普遍的なゴールを目指せるバイクといえる
エアロ形状のシートチューブと対照的に細身のシートステー。ディスクブレーキ化によってブリッジを排して振動吸収性の向上に貢献した。
ダウンチューブにもエアロ性能に優れた形状を採用して、優れた空力性能を実現した。
幅広のプレスフィットBBによりダウンチューブやチェーンステーの大径化を可能とし、レスポンスに優れたペダリングフィールを得ている。