Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

強すぎるJ1川崎、地道に作り上げてきたクラブのカラーに新戦力が“融合”『コロナ特例』も独走後押し

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
中日スポーツ

◇J1前半戦を元代表・戸田和幸さんが振り返る

 新型コロナウイルスの感染拡大により、異例のシーズンとなっているJ1リーグ戦は全日程のほぼ半分を消化した。解説、本紙評論でおなじみの元日本代表MF戸田和幸さん(42)に特例措置が続く前半戦を振り返ってもらった。  コロナウイルスが世界を、われわれの生活を大きく様変わりさせてからはや数カ月。フットボールの世界も同様、プレーする側にもそれを見る側にもさまざまな変化が起こっているが、今回は再開以降のJ1についてフットボールの側面から幾つかのクラブを取り上げたい。  まずはここまで14勝2分け1敗の勝ち点44、52得点(昨季は年間57得点)16失点と圧倒的な強さを見せ、2位に勝ち点で8もの差をつけ首位を独走する川崎。既存の国内トップレベルの選手たちに今季新たに加わった三笘、旗手といった大卒の選手たちも遜色のない活躍を見せ、ローテーション起用しながらまさに圧倒的な攻撃力で毎試合ゴールショーを披露。コロナの影響で交代が5人(従来3人)まで認められる新レギュレーションも彼らの独走を後押ししているのは間違いない。  13日の広島戦(5○1)では小林(現在9得点)三笘(8点)家長(5点)、そして10番を付ける大島(3点)をベンチスタートさせながら圧勝。地道に作り上げてきたクラブのカラーと実績が、質の高い選手たちを呼び寄せることにつながり他のクラブがうらやむほどの戦力を擁する国内屈指のクラブに成長した。8月末にはクラブの象徴、中村憲剛も復帰し早速ゴール。彼の復帰でさらに豪華さを増した川崎がどこまで勝ち点と総得点を積み重ねるのか非常に楽しみだ。  次に紹介したいのは2位と躍進するC大阪。ロティーナ監督、イヴァンコーチ体制も2年目、昨シーズン構築したベースに坂元という左利きのアタッカーが彩りを加えている。総得点は川崎の半分以下の25、強烈なアタッカーはいないが14失点と非常に安定した戦いができるのが強み。相手を徹底して分析し攻守に解決策を用意した上で選手たちがインテリジェンスを発揮しながら戦略・戦術的な観点から見てJ1最高のチームと言えるシーズンを送っている。  最後に鹿島にも触れておきたい。輝かしい選手キャリアも持つザーゴ監督が就任し新たなスタイルに挑戦している常勝クラブ、シーズン序盤こそ不安定さを見せたが、中断明け以降少しずつ安定したパフォーマンスを披露。攻守に意図的な戦いで試合をコントロールし新加入エベラウドも現在10得点(リーグ2位)、新たなスタイルが浸透し始めここ6戦5勝1分と、いい時期に入り始めた鹿島にも注目してもらいたい。

【関連記事】