大阪府・吉村知事が定例会見10月27日(全文3)まちは活気を徐々に取り戻しつつある
治療薬実用化のめどが分かれば
Lmaga.jp:エルマガジンの岡田です。治療薬についてなんですけれども、もし実用化のめどが分かればというのと、あと国産ワクチンについて共有できる情報があれば教えていただけますか。 吉村:まず、いつ実用化ということに関しては、これはもちろんできるだけ早くということになると思いますが、これは当然、この治験をして、そしていわゆる国の審査も経て進めていくということなので、ちょっとそこは大阪府でなかなか関与できないところでもあります。大阪府としてはできるだけ早くこの飲み薬が世に出ればいいというふうに思ってますので、それについて協力できることはもう最大限、協力していきたいという思いで今回この治験の協力を行うということになります。ちょっとその先は国の手続き、それからどれだけの数の方がいかに早く治験ができるかということにも関わるので、これはこの先の感染状況にも関わってきますから、ちょっとなんとも言えないというのが今の現状です。ただ、できるだけ早く実現できるように、治験、研究については最大限、協力をしていきたいと思います。 国産ワクチンについて、これはもう当然、今もできるだけ早くできればいいというふうに思っています。ちなみに前、今も進めてますけど、大阪で協定を結んだワクチンについては現状、治験が並行して進んでいるという状況です。ただ、ここはDNAを使うワクチンということで、ファイザー、モデルナが非常に高い有効率を示していますから、現状、この用量を増やして治験を行うということをやってる最中だというふうにも聞いています。ですので、まだここは少し時間が掛かるんだろうというふうに思っております。 Lmaga.jp:ありがとうございます。
時短要請解除後のまちの様子をどう捉えているか
司会:よろしゅうございますか。そしたら発表事項に関する質疑はこれで終わらせていただきます。ちょっと、少々お待ちください。 それでは続きまして府政全般について、発表事項以外の件も含めまして幅広にご質問いただいたらと思います。質問ある方は手をお願いします。そしたら幹事社から。 毎日放送:毎日放送の有馬です。月曜日に時短要請も解除されたかと思います。飲食店も通常営業となりましたが、まちの様子についてはどのように捉えられていますでしょうか。 吉村:月曜日に時短要請、そしてお酒の提供自粛の解除をいたしました。少しずつだとは思いますが、まちの中の活気、これは取り戻しつつあると思っています。現実に人出の数字を見ましても人出が増えているということが出てきていますので、徐々に徐々にではあると思いますが、時短要請を解除し、そしてお酒の提供自粛をし、緑の信号がついたわけですから、通天閣も、それから太陽の塔も緑の信号をともして基本的な感染対策をお願いしますということで今やってますので、それを受けて、やはりまちの活気というのは徐々に取り戻しつつあるということだと思っています。 ただ、ウイルスがゼロになったわけではありませんので、やはりお1人お1人の飲食の場における感染対策、4ルールお願いしますということを今われわれもお伝えしていますが、時間の制限とか、営業の時間ですね、その制限とか、お酒の提供の制限とかはお願いしていませんが、利用者のほうのお1人お1人の感染対策、これをぜひやっていただいて、そして楽しんで、飲食の場をぜひ、感染対策を取りながら、ぜひおいしい食事を楽しんでもらいたいというふうに思います。 毎日放送:以前、大阪府民を対象とした観光キャンペーンを開始したいというお話がありました。感染者の2桁台が12日ぐらい連続で続いている中で、開始時期など何か具体的に決まっていることがあれば教えてください。 吉村:現状、開始時期が決まっているというものはありません。ありませんが、感染状況が非常に落ち着く状況が続くということになるのであれば、それはもちろん、特に府内での観光ですね。観光というか、宿泊の支援策の予算はもう組んでいますので、そのタイミングは適切に判断して行いたいと思います。ただ、また感染がすぐ増えて、すぐ中止するとなると、これは逆に事業者にもご迷惑をお掛けすることにもなりますし、特に大阪っていうのは感染が増えやすいエリアでもあります。