『子どものSNS禁止』オーストラリアで国家レベル初の動き… 「日本でも早くやってくれ」「いまどき禁止ってキツイな」賛否割れる
オーストラリアの議会上院が28日、16歳未満がインスタグラムやTikTok、X(旧ツイッター)などのSNSを使えないようにする法案を賛成多数で可決した。国家レベルで子どものSNS利用を禁じるのは世界で初めての動きで、X(旧ツイッター)上には、「何と言う英断!!!」「日本でもやった方がいい」「これは厳しい」など、賛否さまざまな意見が挙がった。 共同通信などによると、暴力や自殺、いじめ、違法薬物などにさらされることから、子どもを守るのが目的。事業者に、アカウント作成の際に厳格な年齢確認を義務付け、深刻な違反をした場合は、最大4950万豪ドル(約50億円)の制裁金を科す。子どもや保護者への罰則はない。連邦総督の裁可を経て近く成立する見込みで、施行まで少なくとも1年間の準備期間を設ける。 一連の報道を受け、X(旧ツイッター)にはさまざまな声があふれた。この動きへの賛成派の声では、「日本でもやってほしい。便利だけど学生にとってはデメリットしかないと思う」「意義があると思うよ。大人にとっても悪いけど、特に若年者には悪影響が多いもの」「SNSは無法地帯大人でも1日中 SNS気になって依存症になってる人いっぱいいる」「めっちゃ良いよね。日本でも早くやってくれよ。ショート動画で脳が溶けちまうよ」などと、SNSの弊害を挙げる視点が目立った。 一方で、「いまどき16歳未満SNS禁止ってキツイな」「うーん それで解決にはならないと思うけれど」「根本的解決にはなってないとは思う。このままだと問題を16歳以降に先送りするだけなので」「こういう制限戦術は逆にネット・リテラシーのない大人を育ててしまうと思ってるので反対」「ユーチューブが入ってないのはザルでは」との書き込みが挙がった。 「子を持つ親として、SNSとどう向き合うかを子どもとよく話す機会を設けようと思う」と冷静に受け止める声もあった。
中日スポーツ