富山県内コロナ新たに111人(5月9日発表)
富山県は9日、県内で111人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの新規感染者数は3日連続で前週の同じ曜日を上回った。感染者の累計は3万3127人。 新規感染者は滑川市の50代男性が中等症で、残りは軽症か無症状。富山市が48人で最も多く、高岡市14人、砺波、射水両市各9人と続いた。年代別では10代が最多の24人で、20代21人、40代17人、30代15人など。みなし陽性は1人だった。 県内の入院は44人。そのうち重症者は前日から1人増えて2人となった。宿泊療養施設入所は131人、自宅療養は1167人、入院などの調整中は95人となっている。 ●8日は218人 8日公表の感染者は218人だった。1日当たりの新規感染者数が200人台となるのは4月6日(246人)以来。滑川市の医療機関と富山市の病院でクラスター(感染者集団)が確認された。 滑川市の医療機関では入院患者6人と職員1人の計7人が陽性となった。感染者のうち、立山町の80代男性が中等症で、残りは軽症か無症状。富山市の病院は7日に入院患者3人と職員5人の陽性を発表した県立中央病院で、市保健所がクラスター認定した。 8、9日に発表されたこの他の感染者は次の通り。 ◇小矢部市▽市立学校職員1人 ◇北陸地方整備局▽利賀ダム工事事務所職員1人 ●山口高岡市議が感染 高岡市議会は9日、山口泰祐市議(47)=自民党議員会=が新型コロナウイルスに感染したと発表した。発熱と咳の症状があり自宅療養中。7日以降、登庁しておらず、他の市議や職員に濃厚接触者はいない。同市議会の感染者は2人目。