TikTok400万回再生。ホリエモンが絶賛した12歳起業家の考える、新しい「漢字ドリル」
「圧倒的ナンバーワン」と絶賛
ホリエモンの愛称で知られる実業家の堀江貴文氏が、そのプレゼンを見て「感動した。いままで数多くのプレゼンを見てきたけど、圧倒的ナンバーワン」と評した、現在中学校1年生の起業家がいる。 【動画あり】tiktokで400万回再生。ホリエモンも絶賛した小学生起業家のプレゼン。 彼の名は「リ レウォン」。 その堂々たるプレゼンは、400万回以上再生されたtiktokの動画でも様子を垣間見ることができる。 レウォン氏は小学4年生時には、オリジナルゲーム「元素カルタ」を開発し、クラウドファンディングで約400万円を調達。 さらには、小中学生が社会課題解決のアイデアを競う、「スタートアップジュニアアワード2020」小学生の部で大賞を受賞した。 また、ソーシャル経済メディア、NewsPicksが2021年12月に開催した起業プレゼン・リアリティショー「メイクマネー U-24」でも、その類いまれなプレゼン力で、堀江貴文氏ら百戦錬磨の審査員の度肝を抜き、予定になかったプレゼンター賞を受賞したなど、年々活躍の場を広げている。 岸田内閣もスタートアップ支援強化を掲げるいま、レウォン氏のような若き起業家はどのようにして生まれたのだろうか。
「漢ミツ」ができるまで
「メイクマネー U-24」でレウォン氏がプレゼンした起業プランは、新しいスタイルの漢字ドリル「漢ミツ」。 「漢ミツ」とは「漢字mission」の略だ。 彼には「漢字ドリル」への強い苦手意識があり、学校から漢字ドリルを宿題として課されても全くやる気が出なかったという。 ただ、「だったら、自分自身でやる気の出る漢字ドリルを作ってみよう」と考え、実行したところが、その非凡なところだろう。 まずは自分が嫌いな漢字ドリルの分析から始めた。 書き出してみると、漢字学習において「画数」や「書き順」は重要ではなく、その漢字から「意味」を見いだしたり「熟語」や「例文」を作り出せることの方が、ずっと大事なのではないかと思えたという。 必要な項目が決まったら、今度はデザインを決めて「漢ミツ」の完成だ。 この9マスの設計は、大谷翔平選手が高校時代につけていたことでも話題となった、「目標達成9マスノート」を参考にしたという。 「漢ミツ」の使い方は真ん中に学びたい漢字を入れて、その上のマスに意味、下のマスに部首と画数を入れる。 右側縦一列には、音読み、熟語、例文。左側縦一列には、訓読み、言葉、例文を入れる。 自分自身で実際に「漢ミツ」をやってみると、想像力が膨らみ「漢字ドリルとは違ってすごく楽しい!」と感じたという。 嫌いな漢字ドリルを見直し、オリジナルの「漢ミツ」を作成することで、漢字ドリルはとても親切でわかりやすい内容であることを知ったのと同時に、今まで受け身の学習をしていたことにも気が付いた。 自分から、知りたい、学びたいと思えるような「漢ミツ」はまさに、「アクティブ・ラーニング」の学習法と言えるだろう。 彼のミッションは「学びのソーシャルイノベーション」を起こすことだ。 ただ、既存の学校教育に馴染めず、小4から不登校になったということもあり、レウォン氏のここまでの道のりは順風満帆 ではなかったという。