50万人に1人の難病 10歳男児がアメリカで“心臓移植”待つも…体調悪化で「人工心臓」 父は店閉めて、息子・妻の支えに渡米へ
父・智春さん: 「着けないと心臓移植の時が来ても他の臓器がだめになってしまうと。本当に痛々しい姿を…つらい思いをさせちゃったなと。自分の体を見てどう思ったかなと、そこはちょっとね…」
何本もの管につながれた体。ゆうちゃんは、8時間に及ぶ装着手術を耐え抜きました。体調は徐々に回復し、最近は食事もとれるようになったということです。 父・智春さん: 「ちょっと顔もぽっちゃりしているんですけど笑顔も見えてきて、いい状態で移植まで待てるかなと」
佐久市に店を構えておよそ15年。営業は残すところ2週間余りとなりました。中沢さんは店を閉めて6月、アメリカへ渡ります。ドナーを待つゆうちゃんと、これまでつきっきりで面倒を見てきた妻・加代さんをそばで支えるためです。
父・智春さん: 「今まで皆さんの協力を得て募金の目標を達成して渡米をさせていただいたんですが、渡米後は家族の中の戦いというか、なかなか(妻の)周りに日本語でしゃべる通訳の方が四六時中いるわけではないので、ストレスはかかって大変な思いをさせているなというのは日々感じている。早く帰ってきてほしいというのは一番ですけど、普通の生活をさせてあげたい。走ることさえしたことがないので、そういうところからさせてあげたい」
ゆうちゃんが元気になって佐久に戻ってこれる日まで、中沢さん一家の戦いが続きます。