【ジャパンC】ドウデュースは併せ馬で連勝仕上げ!武豊騎手は日本の総大将としての出陣に意欲「自信を持って乗りたい」
世界各地で修羅場をくぐり抜けてきたレジェンドも、万感の思いだ。コンビを組む相棒は年内で引退が決まっているだけに、世界を相手に強さを見せつけるのは、今回が最後となる。「本当に一戦一戦、悔いがないように乗りたいですね」。ドウデュースの走りを、世界に発信する。(北池良輔)
★友道調教師TALK
--追い切りについて
「負荷をかけることなく、折り合いを確かめる感じ。先行馬をゆっくり走らせて折り合って乗れるかというのを見ましたが、力むことなく折り合って、よかったです」
--臨戦態勢は整った
「使うごとによくなる馬。今年の天皇賞・秋も本当にいい状態で、これ以上ないのかなと思っていたが、そこからワンランク、アップした状態で出走できます」
--デビューから変化したところは
「やんちゃな子供というイメージだったが、今年の夏を越してから落ち着きが出てきて、すごく大人になったなという感じがします」
--年内引退が決まっている。連勝で締めたい
「何とか秋、3戦連勝で行けたら、ですね」
--最後に抱負を
「ドウデュースは海外では成績を残せなかったけど、日本の競馬場でやる以上、海外の馬に負けるわけにはいかない。日本全体が頑張って、特に(日本)代表として頑張りたいです」
★武豊騎手は最多勝なるか
数々のビッグレースを勝っている武豊騎手。ジャパンCも1999年スペシャルウィークを皮切りに、これまでに4勝している。今回、勝てば最多タイのルメール騎手を引き離し、単独最多の5勝目。ジョッキーとしても日本代表の意地を見せつけるか。ちなみにドウデュースと臨んだ前走の天皇賞・秋では同レース自身7勝目を挙げ、歴代最多に並んでいる。
★天皇陛下のお言葉に感激
武豊騎手は20日、自身のオフィシャルサイトの日記を更新。18日に農林水産省で行われた「令和6年秋の褒章伝達式」のあと、皇居に移動して天皇陛下に拝謁したことを明かし、「陛下から『ドウデュースは素晴らしい馬ですね』というお言葉をいただいたときは、まさに身が引き締まる思いがしました」とつづった。