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「不老長寿の実」名護の山中で鈴なり「56個、まだある」

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琉球新報

 【名護】名護市天仁屋で不老長寿の実として知られるムベが多数実をつけた。名護市の文化財調査保存委員長の岸本林さんが、山中で名護市の名木を調査中に見つけた。  つる性の常緑低木。5月ごろ白っぽい花を3~7個下向きにつける。果実は卵円形で長さ5センチ、暗紫色に熟し甘くおいしい。つるは4メートル余にも伸び、岸本さんは「この辺はずいぶん歩いたが気が付かなかった。実は数えたら56個あった。上のほうは見えないのでまだあるだろう」と驚いている。  天智天皇が琵琶湖南部に狩りに出掛けた際、元気な老夫婦に会い「なぜそんなに元気なのか」と尋ねると「無病長寿の果実を食べているから」と答え、果物を献上した。  賞味した天皇は「むべなるかな(もっともだな)」と言ったことからムベと呼ばれるようになったと伝わる。近江の国からムベを宮中に献じた行事を「むべの貢」という。  四国、九州などに生える。アケビ科。  (幸地光男通信員)

琉球新報社

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