千葉J・渡辺雄太、復帰戦で豪快ダンク連発「流れを持ってくるのが僕の役目」
◆プロバスケットボール男子 ▽りそなBリーグ 千葉J77―65琉球(30日、千葉・ららアリーナ東京ベイ) 昨季までNBAで6季プレーし、千葉Jに加入した渡辺雄太が10月6日の左足首負傷から約1か月半ぶりに実戦復帰した。琉球戦に先発し、28分39秒のプレーで8得点7リバウンドをマークした。チームは77―65で4連勝を飾った。 渡辺が復帰戦で観衆1万人超えのホームを沸かせた。開始1分で両チームの初得点を決めると、第2クオーター(Q)に豪快なダンクを2本たたき込んだ。「判断も良かった。ああいうプレーはチームを勢い付けることができる。いける時はダンクにいって、そういう流れを持ってくるのが僕の役目」と胸を張った。 けが明けということもあり、約28分のプレータイムには「正直、もうちょっとできると思っていた。ただ、思ったよりしんどかった。28分ぐらいでへばってる体じゃ全然だめ」と納得はしていない。3点シュートは5本全て外すなど、試合勘にも課題は残ったが、まずはコートに戻ったことが収穫だ。「無事復帰できて、足首も痛みなくプレーできた」と安どの表情も浮かべた。 渡辺は10月6日の開幕2戦目・宇都宮戦で、第1クオーター(Q)途中に左足首を負傷。左足関節捻挫で全治6週間の診断を受け、戦列を離れていた。28日には日本代表のあり方を巡って日本協会などに苦言を呈したNBAレイカーズ・八村塁の発言を受けて、報道陣に対応。事態の収束に向けて「悪者は一人もいない」。僕もJBAやトム(ホーバス監督)、塁とコミュニケーションを取って、日本代表を良くしていくためにやっていく」と決意を語っていた。この日はチームの方針で、質問は試合に関する内容に限られた。
報知新聞社