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仮想敵国が味をしめる悪しき前例になる可能性~イージス・アショア地上配備中止

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ニッポン放送

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(6月22日放送)に地政学・戦略学者の奥山真司が出演。秋田でのイージス・アショア配備中止を受け、日本国内における今後の防衛戦略について解説した。

河野防衛大臣、イージス・アショアをめぐって秋田県に謝罪

河野防衛大臣)イージス・アショアの秋田県での配備に向けて、大勢の皆さまにご尽力を賜って参りましたが、それにも関わらず、今回このような判断をせざるを得なかったことを、防衛大臣として深くお詫び申し上げます。   河野防衛大臣は21日、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備手続きを停止したことを受け、配備候補地の1つだった秋田県を訪問し、秋田県の佐竹知事に「防衛省はさまざまな不適切な対応があり、地元にも迷惑をおかけした」と陳謝した。 飯田)秋田県の新屋演習場と、山口県萩市のむつみ演習場の2ヵ所を候補地として設定しておりましたが、突然、停止となりました。どうご覧になりますか?

ミサイル・ディフェンスが頓挫してしまう~相手国のことを考えない残念な判断

奥山)残念ですね。安全保障関係者では意見が分かれていまして、お金がすごくかかるしというところで、「そもそもイージス・アショアは無理だったのではないか、止めてよかったのではないか」という意見があります。一方、イージス・アショアが防衛の計画として組み込まれていて、「イージス・アショアがあることを前提にミサイル防衛をやろう」と防衛省的にはコンセンサスができていたものを、いきなり止めてしまうということになるので、「ミサイル・ディフェンスそのものを構築できるのか」というところが問われることになってしまう。いままでもミサイル・ディフェンスは守り専門でやって行こうというところもあったのに、ここで頓挫してしまう。「ミサイル防衛はやらないの?」というところですよね。日本国内だけの話ではなく、相手がいての戦略の話ではないですか。相手のことをあまり考えていない、非常に残念な判断だなと思っています。 飯田)その相手からしたら、どう見えるかという話ですよね。「日本がなかでごたごたしているぞ」と。

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