Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

コロナ感染、熊本県内で40代以下急増 活発な活動が一因か

配信

熊本日日新聞

 7月後半に入り、熊本県内の新型コロナウイルス感染者が急増している。熊本市や県北を中心に連日、感染者が確認され、長洲町と山鹿市ではクラスター(感染者集団)とみられる事案も発生。6月までとは違い、40代以下の比較的若い世代が目立つ。症状が軽く行動力もあるため、感染拡大防止には、さらに注意が必要だ。  県と熊本市は27日、感染リスクを1段階引き上げ「レベル3(警報)」とした。蒲島郁夫知事は県外への移動自粛を県民に要請し、大西一史市長は「第2波」が到来したとの認識を示すなど、危機感をあらわにした。  7月の感染者計87人(28日午後8時現在)のうち、40代以下は計52人で6割を占める。山鹿市の介護老人保健施設分を除けば、10~40代の割合はさらに高まり8割弱に上る。全体の4割(19人)だった6月までとは様相が異なる。  ただ、症状は軽症者や無症状者が大半で、現時点で重症者はゼロという。県健康危機管理課の上野一宏課長は「以前と比べて症状が軽く、感染しやすい印象がある」と話す。

 福岡県や大阪府など県外の感染者との関連も目立つ。一緒に食事をした福岡県在住の知人の陽性が判明し、PCR検査に至ったケースもある。長洲町の造船会社で発生したクラスターにも福岡県からの通勤者が含まれる。  熊本市民病院感染症内科の岩越一部長は「活発に活動する若い世代が、感染源になりつつある」と指摘。高齢者に比べて重症化のリスクが低いとされることが、若い世代に油断を生んでいるとみる。  県北で感染が広がっている要因も「感染が流行している福岡県に近く、ウイルスが持ち込まれた可能性がある」と推測。感染拡大を抑えるには、3密回避の徹底に加え「健康に見える人同士でも感染リスクがあることを再認識してほしい」と強調し、「若い世代でも重症化する恐れは十分にある。決して油断しないでほしい」と訴えた。(太路秀紀、臼杵大介)

【関連記事】