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【2020ドラフト候補ランキング:11~20位】甲子園を沸かせた履正社・小深田、明石商・来田の評価は?

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THE DIGEST

 昨年12月に2020年のドラフト候補ランキングをいち早く発表したが、前回1位だった山崎伊織(東海大)がトミー・ジョン手術を受けて社会人入りを表明したこともあり、大きく順位が変動した。今後の注目はやはり高橋宏斗(中京大中京)の動向だ。このままプロ志望届を提出しなければ、また大きく順位が変わる。大学生、社会人はここから公式戦が本格化するだけに、再び浮上してくる選手も多く出てくるだろう。最終版はドラフト直前に発表する。 【表】2020ドラフト候補ランキング1~50位一覧 ▼11位:小林樹斗[投手・智弁和歌山高](前回順位:15位) (こばやし・たつと/右投右打) 将来像:平野佳寿(マリナーズ)  高橋、山下の次に大きく評価を上げた高校生投手が小林だ。昨年秋は不調だったものの、春から夏にかけてしっかり調子を上げて、甲子園の交流試合でも見事なピッチングを見せた。元々フォームの良さには定評があったが、躍動感が加わりスピードも150キロを超えてきている。若手の本格派投手が欲しい球団は狙い目の選手だ。 タイプ診断:#フォーム◎ #本格派 ▼12位:小深田大地[三塁手・履正社高](前回順位:7位) (こぶかた・だいち/右投左打) 将来像:村上宗隆(ヤクルト)  前回よりも順位を下げているが、これは小深田の評価が下がったというわけではなく、他の選手が急上昇してきたことが要因だ。甲子園の交流試合では1安打に終わったものの、大阪府の独自大会ではその打棒をいかんなく発揮して見せた。長打力と確実性を兼ね備えており、打撃に関しては高校生ナンバーワンであることは間違いないだろう。 タイプ診断:#長距離砲 #中軸候補 ▼13位:大道温貴[投手・八戸学院大](前回順位:35位) (おおみち・はるき/右投右打/春日部共栄高) 将来像:涌井秀章(楽天)  先発投手としての総合力では大学球界でも屈指の右腕。下級生の頃から着実にスピード、制球、変化球全てにおいてレベルアップし、リーグを代表する存在となった。秋のリーグ戦でもいきなり7回参考ながらノーヒット・ノーラン、13奪三振と圧巻のピッチングを見せている。豊作と言われる大学生投手でも、ここへ来て急上昇してきた印象だ。 タイプ診断:#安定感 #先発タイプ ▼14位:森博人[投手・日本体育大](前回順位:8位) (もり・ひろと/右投右打/豊川高) 将来像:近藤一樹(ヤクルト)  リリーフタイプの大学生では伊藤に次ぐ存在ともいえる本格派右腕。そのスピードはコンスタントに150キロ以上をマークし、コントロールも安定している。打者の手元で鋭く変化するスライダーも大きな武器だ。好投手が多いチームにあって、これまで酷使されていないという点も大きなプラス要因と言えるだろう。 タイプ診断:#柔軟性 #リリーフタイプ ▼15位:古川裕大[捕手・上武大](前回順位:20位) (ふるかわ・ゆうだい/右投左打/久留米商) 将来像:大城卓三(巨人)  大学球界ではナンバーワンの強打のキャッチャー。大柄でありながら身のこなしに軽さがあり、ショートもこなす運動能力の高さは大きな魅力。スローイングも速いだけでなく正確さも光る。バッティングも大きな穴がなく、広角に強い打球を放つ。希少性の高い打てるキャッチャーだけに、上位指名の可能性は高いだろう。 タイプ診断:#強肩 #三拍子 ▼16位:入江大生[投手・明治大](前回順位:24位) (いりえ・たいせい/右投右打/作新学院高) 将来像:増田達至(西武) タイプ診断:#剛腕  この春のリーグ戦はリリーフに回りながらもチームが不振で登板機会に恵まれなかったが、コンスタントに150キロを超える力のあるボールを投げ込み、大きな成長を見せた。大柄で全身を使って投げ込み、打者に与える圧力はかなりのものがある。上手くはまれば、プロでもクローザーを任せられるだけの潜在能力は秘めているだろう。 ▼17位:元山飛優[遊撃手・東北福祉大](前回順位:29位) (もとやま・ひゆう/右投左打/佐久長聖高) 将来像:京田陽太(中日)  好素材が揃う大学生ショートの中でも総合力ではナンバーワン。大柄でもフットワークが良く、深い位置からでも見事なスローイングを見せる。華麗さと堅実さを兼ね備えた守備は一級品だ。打撃も少し波はあるものの広角に鋭い打球を打ち分け、ツボにはまればスタンドまで運ぶパンチ力もある。プロでもショートで勝負できる素材と言えるだろう。 タイプ診断:#守備職人 #強肩 ▼18位:高田琢登[投手・静岡商](前回順位:18位) (たかだ・たくと/左投左打) 将来像:今永昇太(DeNA)  高校生のサウスポーでは代表的な存在。下級生の頃から大器と評判だったが、順調にレベルアップし、この夏の静岡独自大会でも見事な投球を見せた。コンスタントに140キロ台中盤をマークするストレートとスライダー、チェンジアップのコンビネーションは高校生離れしたものがある。体が大きくなれば更に凄みを増す可能性が高いだろう。 タイプ診断:#ダイヤの原石 ▼19位:宇田川優希[投手・仙台大](前回順位:14位) (うだがわ・ゆうき/右投右打/八潮南) 将来像:大塚晶文(元レンジャーズ) スケールの大きさでは大学球界屈指の本格派右腕。150キロ前後のストレートと、打者の手元で鋭く変化するスライダーで三振の山を築く。少しアウトステップ気味のフォームと調子の波が大きいのは気がかりだが、好調時の投球はアマチュア球界でも屈指の迫力だ。最後の秋には有終の美を飾る投球を期待したい。 タイプ診断:#剛腕 #未完の大器 ▼20位:来田涼斗[外野手・明石商](前回順位:10位) (きた・りょうと/右投左打) 将来像:糸井嘉男(阪神)  高校ナンバーワンの呼び声高い強打の外野手。入学直後から1番を任されていたが、年々体も大きくなり、着実にパワーアップしてきた印象を受ける。甲子園の交流試合では少し打撃に迷いが見られ、守備と走塁についてもプロに入ってどうかという懸念点はあるものの、大舞台で強い選手だけにプロ向きの素材と言えるだろう。 タイプ診断:#三拍子 #アスリート 【1~10位に続く】 文●西尾典文 【著者プロフィール】 にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる。ドラフト、アマチュア野球情報サイト「プロアマ野球研究所(PABBlab)」を2019年8月にリリースして多くの選手やデータを発信している。

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