中京新馬戦で落馬アクシデント連続 ルメール騎乗馬が直線で内ラチに…岩田康誠騎乗馬は入線後に外ラチへ
15日の中京競馬場では、2歳新馬戦で相次いでアクシデントが発生した。 4R(ダート1800メートル)では、クリストフ・ルメール騎乗の1番人気テイエムライダーがレース途中から先手を取り、余裕十分に直線へ。しかし、直線半ばで右手前に替えた後、数完歩したところで突然、内へ逃避。内ラチに激突し、ルメールは落馬した。レースは3連単55万円超の大荒れ決着になったが、ルメールは自ら歩いて救急車に乗り込み、その後も騎乗を継続した。なお、同馬は競走中止。右上腕骨粉砕骨折のため予後不良と診断された。 【写真】ルメールは内ラチに… 続く5R(芝2000メートル)は、岩田康騎乗の1番人気スリーキングスが、直線で外から伸びたキントラダンサーを差し返してV。そこまではよかったが、勝ったスリーキングスはゴール後に外へ逸走してしまい、馬体を併せていたキントラダンサーもともに外へ。スリーキングスはスピードを落としながらも、鞍上の制御を振り切って外ラチに接触するまで走り続け、岩田は馬場の外に放り投げられる形となった。また、巻き込まれたキントラダンサーの西塚洸二もたまらず馬から飛び降りたものの、こちらはかろうじて手綱を握ったまま。相次ぐアクシデントの場内は騒然となった。なお、こちらも岩田康、西塚両騎手は無事にその後も騎乗している。
東スポ競馬編集部