「おとうさん、私は“正しいこと”をしにここに来ました」…韓国国会前で勉強しながら集会に参加した女子高生ら
【12月08日 KOREA WAVE】韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の弾劾訴追案採決を控えたソウルの国会前で、女子高校生ら勉強しながら集会に参加する姿が注目を集めた。 ユーチューブチャンネル「ファン記者TV」を運営するファン記者が7日午前0時48分ごろ、国会正門近くでライブ放送をし、市民らと対話する中で、この高校生たちの姿が映し出された。 視聴者からの情報を受けたファン記者が現場を訪れると、高校2年生の女子生徒2人が国会の門前で勉強していた。 そのうちの1人は「私は蔚山からバスで来ました。この友達はソウル出身」という。机代わりに地面に広げた「大学修学能力試験(修能)特講」の教材を見せながら「倫理と思想の勉強をしています。あさってテストなんです。本当は『政治と法』の教科書も持ってくればよかった」と話した。 もう1人は韓国史を勉強中だと語り、「月曜日から試験が始まるんですけど、(非常戒厳の影響で)韓国史の授業が増えるかもしれませんね」と軽い調子で付け加えた。 このうちの1人は「親に怒られ、何も言わずに来ました。お父さん、私は正しいことをするために来たんです」と語った。 このライブ放送を見ていたある視聴者は「学生たちにチキンを買ってあげて」とコメントを添え、ファン記者の口座に15万ウォンを送金した。また、別の視聴者はYouTubeのスーパーチャット機能を通じて20万ウォンを寄付するなど、学生たちへの支援が相次いだ。これを受け、ファン記者は集会にやってきた学生らにホットチョコレート20杯とハンバーガー20個を注文して差し入れた。 この映像を見たネットユーザーたちは「こんな寒い中、国を守るために頑張る子どもたちがいるのに、大統領は一体何をしているんだ」「子どもたちが選んだ大統領でもないのに、こんなに苦労している」「恥ずかしくて申し訳ない」などの反応を見せた。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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