山陰両県でもコロナワクチン先行接種始まる
日本海テレビ
「はい、じゃあいきますよ。刺します。手先大丈夫ですか?」 鳥取市の鳥取医療センターでは、22日から医療従事者向けの新型コロナワクチン接種が始まった。鳥取医療センターには、18日にファイザー製のワクチン1170人分が到着している。 鳥取医療センターでは、まず最初に井上一彦院長が接種を受けた。 井上院長:「(Q.痛み等は?)ほとんど痛くないです。インフルエンザのワクチン接種を受けたことがある人がおられたら、それよりも段違いに痛くない。」 こちらでは、職員約540人のうち454人が接種を希望していて、22日は午後1時半頃から66人を対象に行われた。 言語聴覚士:「国民の皆様も、初めにこの注射がどうなのか知りたいと思うので、少しでも協力できればと。」 看護師:「今まで筋肉注射は他の薬剤でも何回かうったことがあるが、それに比較しても今回は痛みがほとんどなかった。」 看護師:「予防接種をしたからといって油断することなく、業務に当たっていきたい。」 医療従事者への先行接種は臨床試験の役割も担っていて、接種した職員については毎日の健康観察を行い、国に報告することにしている。 井上院長:「(ワクチンの接種は)集団免疫をつけるということで発症者がぐんと減ってくるということ。(患者)本人にとっては重症化を防ぐということで非常に意味があると思います。」 鳥取医療センターでは3月5日までに1回目の接種を完了し、3月15日から27日までに2回目の接種を行う予定。 一方、松江市でも…。 「痛いですよ。」 記者リポート:「松江医療センターでも医療従事者の接種が始まっています。職員が次々と、ワクチン接種を受けています。」 松江医療センターでは19日に続き、2日目の先行接種が行われた。松江医療センターで接種対象となるのは、調査を受けた415人中、希望のあった356人の職員で、3日間に分けて接種を行う。医師などは生理食塩水で薄めたファイザー製のワクチンを職員の腕に打っていた。接種後は、身体の様子を見るため、別室で、15分待機する。松江医療センターによると、今回のワクチンは、インフルエンザワクチンよりも接種後の痛みが強い傾向があり、19日の接種では微熱が出たりなどの症状があった人もいたという。 松江医療センター 池田敏和統括診療部長:「予想された副反応の範囲内ということで、特に異常なものはないというとこです。(これまで)クラスターが流行って病院が機能が停止したりすることがありますので、そういうことが少なくなるんじゃないかなと思っています。」