センバツ入場行進曲「群青」を録音 テンポ緩やかに力強い曲調に
阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で3月18日に開幕する第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の入場行進曲が1日、大阪市鶴見区の花博記念ホールで録音された。2人組音楽ユニット「YOASOBI」の「群青」を、作曲家の酒井格(いたる)さん(51)が行進用に編曲。テンポを緩やかにして力強い曲調に仕上がっている。 【あのドラ1も】昨年センバツからプロの扉開いた選手たち 「群青」はYOASOBIのAyaseさんが作詞作曲し、不安を胸に秘めながらも前に進もうとする人の背中を押す思いを込めた。ビルボード・ジャパンチャートでストリーミングの累計再生回数が3億回を超え、若い世代を中心に親しまれている。センバツ行進曲に選ばれた際の取材でボーカルのikuraさんは「選手だけでなく、応援する人にもエールを送りたい」と話している。 行進曲はこの日、吹奏楽団「オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ」の39人の演奏で1時間かけて収録された。酒井さんは「徐々に力強くなっていく曲調は、新型コロナウイルス禍の中で野球に取り組む球児と重なる部分がある。選手たちは胸を張って堂々と行進し、本番で全力を出し切ってほしい」と語った。 収録CDは出場校に贈られ、限定販売もされる予定。問い合わせは毎日新聞大阪本社事業部(06・6346・8371)。【隈元悠太】