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浅沼晋太郎、櫻井孝宏が明かす、アフレコ休憩中に盛り上がる話題とは

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HOMINIS(ホミニス)

とある殺人事件をきっかけに、下宿で探偵稼業を始める万年金欠の天才歌人・石川啄木。明治末期の東京を舞台に彼と、助手を務める同郷の先輩・金田一京助ら、実在した青年文士たちの活躍を描くミステリーアニメ「啄木鳥探偵處」が、4月よりファミリー劇場ほかで放送される。今回は、主人公の石川啄木を演じる浅沼晋太郎、その相棒・金田一京助を演じる櫻井孝宏にインタビューを敢行し、作品に懸ける思いを聞いた。 【写真を見る】お互いチャレンジしたい役だったという浅沼晋太郎、櫻井孝宏 ――演じられる役の第一印象と、演じることが決定した際の感想をお聞かせください。 浅沼「不勉強でお恥ずかしいかぎりなんですが、石川啄木の名前と作品は知ってはいても、その人となりまでは詳しく知らなかったんです。スタッフさんに石川啄木さんフリークがいらっしゃって。その方いわく、事実の方がより色濃い部分が割とあったらしく、アニメではそこをむしろ弱めたくらいなんだそうです」 浅沼「収録のたびに京助さんや啄木はもちろん、他の文士たちのことも少しずつ知って、気になり始めている今日この頃です(笑)。実は、オーディションを受けるように言われた役は啄木ではなかったんですよ。僕自身岩手県出身で、啄木の作品には小学校の時から触れていたので「啄木も受けたかったな」と思っていたんです。そこでマネージャーが『じゃあこっちもダメ元で出してみようか』と。結果として啄木を演じさせていただけることになってとても光栄に感じましたが、プレッシャーはひとしおでしたね(笑)」 櫻井「金田一京助さんは、国語の偉い人というくらいの認識でした。横溝正史さんの推理小説に登場する探偵・金田一耕助は知っていたんですけど(笑)。そういうレベルの知識の中で、実際に自分がその役を務めることになり、台本を見るまではどういう人なんだろうという印象でした」 櫻井「本作における彼は啄木にめっぽう弱い、本当に優しい気のいい人ですね。自分が目指していた場所にいるような啄木に対して、すごくリスペクトがあるんです。ただ、その気の弱さや人の良さが、玉にきずな部分もあるんですけど。自分にはない、素晴らしい感性と才能の持ち主である啄木を本当に尊敬しています。チャレンジしたいと思っていた役なので、決まった時は本当に嬉しかったです」 ――本作でお2人が共演される感想をお聞かせください。 浅沼「僕が30歳の時に声優デビューした『ゼーガペイン』は、アニメとゲームが同時進行のメディアミックス企画で、僕がアニメ版の主人公、櫻井さんがゲーム版の主人公だったんです。その時から一方的に、どこか特別な先輩のように思っていて...。どちらかが主人公でどちらかがラスボスだったり、同じクラスの悪友仲間だったり、時には加害者と被害者だったり(笑)、節目節目で櫻井さんにはお世話になっています」 浅沼「主人公やメインキャラクターを演じるとなると、いまだに僕は肩の力が入ってしまうので、今回、相手役として櫻井さんの名前を聞いて安堵の息が出たのと同時に、キャラクターのビジュアルを見て『櫻井さんまんまだ!』って思いました(笑)」 櫻井「浅沼くんは脚本などを書く頭脳も持っている上に、啄木と重なる部分があるんじゃないかなって感じるくらい、緻密なお芝居をするんですよ。キャラクターを大切にしたいという思いの強い人だなと思います。実在した人物の表現は難しいので、お互いに信頼し合っている関係性で作ることができるのは、大変ありがたいですね」 ――アフレコ現場の雰囲気はいかがですか? 浅沼「本や映画が好きな方が多くいらっしゃって、休憩時間には、特に櫻井さんや僕、ご自身でも映画を撮られる津田(健次郎)さんが『あの映画、見た?』なんて話をしょっちゅうしています。そこに音響監督の清水(洋史)さんが入ってこられるので、作中に登場するミルクホールみたいな感じですね。(斉藤)壮馬くんは文学に詳しいので、『この文豪は知らなかったので調べてみたんですけど、そしたら...』なんて教えてくれるんです」 櫻井「作品を作るにあたってのビジョンは事前に説明を受けていたんですけど、話数ごとに細かな演出が入るので、絶えず何か考えていますね。そんな中での休憩時間は、時事的や趣味的な話で盛り上がっていますけど、梅原(裕一郎)くんは大体スッとしています(笑)。声優陣のたたずまいに、どことなく担当しているキャラクターの雰囲気があって面白いなと思いますね」 ――最後に、放送を楽しみにしているファンの方たちへメッセージをお願いします。 浅沼「本作の魅力は、人の思いは喜怒哀楽の4つなんかでは収まらない、とても複雑なものであると教えてくれる部分、そして、この時代の中で生きているキャラクターたちの悲喜こもごもだと思います。実在していた人物たちの群像劇として、肩の力を抜いて見ていただきたいです。そして願わくは、登場人物が残した短歌や小説などの作品にも触れてみようと思っていただけたら幸いです」 櫻井「実在した人たちがたくさん登場して、残っている資料や史実に基づきながら、フィクションを交えての群像劇が展開します。作品の中に興味を引かれるキャラクターにまつわるエピソードがうまく散りばめられてで、ここから広がる世界がある、すごく面白い作品ですので、たくさんの方に見ていただけたらと思います」 文=中村実香

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