BPO青少年委員会と放送局の意見交換会 取材制限への対応「ケースバイケース」
南日本放送
BPO=放送倫理・番組向上機構や県内の放送局が参加した放送についての意見交換会が鹿児島市でありました。 (BPO青少年委員会 榊原洋一委員長) 「子どもや青少年のことを考えて、よりよい番組を作ることを一緒にやっていく」 この意見交換会は、視聴者の基本的人権を守るため放送への苦情や放送倫理の問題に対応する第三者機関BPO=放送倫理・番組向上機構が開きました。この日はBPO青少年委員会の委員を務める医師やライター、弁護士など有識者と県内の放送局の報道担当者らが参加し3つのテーマで意見交換しました。 このうち、今年6月に鹿児島市の認定こども園で保育士が園児を切りつけた殺人未遂事件で、園側の代理人弁護士が「園児の精神面への配慮」を理由に周辺への取材制限をしたことについて、委員からは「ケースバイケースで考える必要がある」との見解が示されました。 (BPO青少年委員会 池田雅子委員) 「報道のみなさんとしては子どもを守りながら報道するタイミング、どの段階でどう折り合うかを考え、一緒に検討していきたい」 会で話し合われた内容はBPOのホームページで公開される予定です。
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