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日本で重症者数が増えない“3つの可能性”~新型コロナ

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ニッポン放送

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(8月5日放送)にジャーナリストの佐々木俊尚が出演。加藤厚労大臣が新型コロナウイルスの感染拡大のスピードが急激な場合には、再び緊急事態宣言を出すこともあり得ると発言したニュースについて解説した。

加藤厚生労働大臣が緊急事態宣言の可能性に言及~ここで言うことに生じる疑問

加藤厚生労働大臣は8月4日の閣議後記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大のスピードが急激な場合には、一般論として再び緊急事態宣言を出すこともあり得るという考えを示した。感染拡大のなか、自治体では独自に緊急事態宣言を出すなど、さまざまな対策が取られている。 飯田)各自治体で不要不急の外出自粛や、営業時間の短縮を要請する動きが出ていますが、菅官房長官は否定していました。 佐々木)緊急事態宣言が再び出る可能性があるということは、最初からわかっていた話で、いま言うことではありません。結局は、経済と感染症予防のバランスをどう取るかです。ずっと緊急事態にしていれば感染は防げますが、観光業を含め、経済がつぶれてしまうからやめました。でも、やめれば増え続けるのは想定の範囲内なので、どこかでもう1度引き締めなければいけません。これがいわゆる「ハンマーアンドダンス戦略」です。ハンマーを振り下ろさなければいけない時期が来ます。でも、この時期にわざわざ大臣が言うような話でしょうか。

日本で重症者数が増えない3つの可能性~病床も逼迫していない

佐々木)現状を見ていると、感染者数が東京でも連日200人を超えて、300人以上になったりしています。相当増えていますが、大事なのは医療体制が崩壊しないかどうかです。いちばん重要な指標は感染者数ではなく、重症者数と空き病床数です。軽症者ではなく、重症者向けの人工心肺などの体制がどうなっているかですが、いまのところ重症者数は増えていません。4月上旬に、第1波の緊急事態宣言を出したころと比べると少ないです。病床も逼迫(ひっぱく)はしていません。東京は全体の病床数のなかで30%くらいまで行っていますが、まだ余裕があります。なぜ重症者数が増えていないのかはわかりません。4日に他の番組で、京都大学ウイルス・再生医科学研究所の宮沢孝幸先生とやりとりをしました。「なぜ重症者数は増えていないのですか?」と聞いてみたら、「現状はよくわかっていませんが、考えられる理由は3つあります。1つは検査数を増やしたので感染者数が増えていますが、実態はそんなに感染爆発していないという可能性。2つ目は、もしかしたらウイルスが弱毒化しているという可能性。3つ目は夏場だからです。インフルエンザは冬に流行りますが、新型コロナウイルスもインフルエンザと似たようなものだから、夏は収まっている可能性があるかも知れない」と。どちらにせよ、どれが真実なのか現状ではわからないし、次の第2波、第3波が爆発する可能性は冬に来るので、そのときにならないと真相はわからないということでした。 飯田)条件が違い過ぎるということですね。 佐々木)少なくとも現状は、そこまで感染爆発する様子はなく、医療体制が崩壊する状況でもありません。だから緊急事態宣言が出ることはないと思います。加藤大臣がわざわざ言う必要はなかったのではないでしょうか。 飯田)ここで「言ったから」という、厚生労働省のアリバイづくりに見えてしまいます。

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