黒石の病院関係感染59人に 2人増/青森県内16日、新規4人
青森県は16日、弘前保健所管内と青森市で新たに4人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。弘前管内は20代女性と40代男性の2人で、大規模クラスター(感染者集団)が発生した「黒石あけぼの病院」(黒石市)の職員と、関連する感染者の同居人。クラスターは関連も含め計59人、県内の感染確認の累計は810人となった。 病院クラスターに含まれる20代女性職員は、10日の検査では陰性だったが、健康観察中の13日に発症し、再検査で陽性と判明した。この職員もまた、入院患者ら多数の感染者が確認された病棟の同じフロアで勤務していたという。濃厚接触者は同居人ら数人。 クラスター関連の40代男性は三次感染とみられる。男性も11日に受けた最初の検査では陰性だったが、15日に発熱や悪寒などの症状が現れ、陽性と分かった。 病院関係の検査は約550人まで終了。外来患者50~60人も含まれており、全員陰性となっている。 青森市の新規2人は同居する80代以上の男女で、今月1~8日に陽性が判明した同市50代男女、20代男性の同居人。この家庭の感染者は5人となった。市によると、濃厚接触者は現時点で確認されていない。 80代以上の2人も最初の検査では陰性だったが、その後6日に女性のほうに症状が現れたことなどから2人とも再度検査を受け、15日に陽性と判明した。女性は軽症、男性は無症状で入院中。重症化していない。