海外メディアが村田夏南子の「UFC」圧巻デビューを絶賛「一級品のレスリング力を世界に披露」
放映したESPNは「UFCデビューから1分も経たないうちに、Invicta FC王者の村田は(UFCの)ストロー級に何をもたらすのかを明らかにした」と伝えた。 「日本代表としてアジアのレスリング選手権で金メダルを含め3度のメダルを獲得している27歳の村田は、レスリング技をかわそうとするマルコスの最善の努力をあざ笑うかのようにすぐにバックを奪った。このテイクダウンでは多くを見せなかったが、村田はこのラウンドの後半にキャンバスへと戦いを戻し終了前にエルボーを続けて落とした」と第1ラウンドの戦いぶりを紹介。 「この1ラウンドは支配的な戦いの始まりに過ぎなかった。村田は、全部で4度のテイクダウンを奪い、8分以上にわたりマットの上で試合をコントロールした。ジャッジ3人が3ラウンド共に得点を与え、村田は8連勝した」と絶賛した。 米の格闘技サイトの「ファイトフル」は、「村田がベテランのマルコス相手に支配的なグラップリングの戦いを見せて(師匠の)桜庭和志を満足させた」と報じた。 記事は村田の攻勢ぶりを紹介。「115ポンド(ストロー級)で注目の1人」と記し、スタッツ内容にも触れた。 米の総合格闘技サイトの「ケージサイド・プレス」は「村田がオクタゴンデビュー戦で勝利」との見出しを取り「Invicta FCの王者でRIZINでの傑出した選手でもある村田がついにUFCにたどり着いた。この日本人ファイターのデビューには、契約が発表されて以来、期待が寄せられていた」と伝えた。記事は3ラウンドすべてで圧倒した村田の戦いに触れ、「ほとんどの時間帯、ほとんどの戦いをコントロールし、全員一致の判定で楽に勝利を収めた」と記した。 UFC公式サイトも「日本の村田がベテランのマルコスを完封して素晴らしいオクタゴンでのデビューを手に入れた。(UFCの)ストロー級は注目のファイターを1人抱えることになった」と絶賛。 「村田はマルコスが抵抗を見せようとしたグラップリングとグラウンドの戦いで第1ラウンドを支配し、第2ラウンドも同様の展開となり、村田のワールドクラスのレスリング技術がマルコスに攻撃を続けさせることを許さなかった」と称え、「第3ラウンドに村田は、ダースチョークを決めかけたが、マルコスはしぶとく耐えて逃げ切った。それでもカナダ選手(のマルコス)は流れを変えることができず、村田は相手を完璧に封じて勝利を確定させた」と続けた。