白鳥大珠と原口健飛がトーナメント1回戦で敗退。白鳥は世界の壁の厚さに絶句も「復活したい」、原口は「また強くなるだけ」【RISE】
白鳥は試合後の会見で「世界王者の強さを実感した。一発のパワーが特別に重いとかではなく、戦い方のうまさや試合中の雰囲気だったり、トータル面で“これが世界か”と実感した。練習して対策してきたものが通用するかなと1Rには感じたりしたが、修正というか、その場その場で自分がしてくることを読まれているというか。自分自身、戦っていて、攻め方もどうしたらいいか分からなくなった。そういう面で強さを感じた。トータル面での強さが想像以上だった」と試合を振り返った。 そして「毎日が充実していた。まずペッチに勝つことを第一に考えて練習を積んできたが…」と絶句。そして涙をにじませ「全く届かなかったなという…」と言葉を詰まらせた。 しかし、これからについて問われると「本当に今日、誰が何と言おうと優勝するつもりでやってきたし…。それでも全く届かなくて…。でも実際に世界一を経験して、この悔しさは絶対に持ち続けて。何回も悔しい思いをしてきたが、やっぱり戦ってみて改めてそのレベルで自分はやっていきたいと。世界のトップのすごさは感じたが、やっぱりそこで戦っていきたいという気持ちはあるので、今日の戦いを心の奥に止めて、復活したいと思う」と言葉を振り絞り前を向いた。
原口は1回戦第4試合でGLORYフェザー級1位のミゲール・トリンダーデ(ポルトガル)と対戦した。 1R、サウスポーの原口とオーソドックスのトリンダーデ。原口が圧をかけて左ロー。トリンダーデも左ロー。原口の右ローにトリンダーデが左ローを合わせると、これがローブローとなり早々に一時中断。再開後、圧をかける原口。トリンダーデが前に出てパンチ、ミドル。原口もパンチを合わせる。反応が速いトリンダーデ。原口は圧をかけて左ミドル、左カーフ。圧をかける原口だがトリンダーデは一瞬の踏み込みで左のショート。残り10秒を切って、トリンダーデは左フックからバックブロー、右ハイとトリンダーデが連続攻撃。これはガードした原口。そして原口の左ローに合わせてトリンダーデは一瞬の踏み込みから右フックを打ち抜くと原口はダウン。立ち上がったが足元がふらつき、レフェリーが試合を止めた。 試合後の会見で原口は「シンプルにすごい悔しい。この日のために一番仕上げてきたんで。結果としては初めてのKO負けだったので、今は悔しいという思いが一番強い。パンチをもらった瞬間以外は覚えているのも悔しい」と悔しさをにじませた。
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