圧巻のKO勝利を飾ったケイプ＠UFC

　12月15日（日本時間）に米フロリダ州タンパで開催された総合格闘技イベント『UFCファイト・ナイト』のフライ級マッチで、同級9位のマネル・ケイプ（31=アンゴラ）が同級12位のブルーノ・シウバ（34=ブラジル）に3R1分57秒のTKO勝利。連勝と波に乗っていたシウバを怒涛ラッシュで撃破、華々しい再起戦勝利を飾った。 【フォト＆動画】ケイプ、打撃戦でシウバをKO撃破！ 　ケイプは元RIZINバンタム級王者。21年にUFCに参戦すると2連敗を喫したが、その後は4連勝と波に乗り、タイトル挑戦に近づいていた。しかし、今年7月の前戦でその連勝がストップ。ムハマンド・モカエフに判定負けを喫してしまった。 　対するシウバは4連続フィニッシュ勝利（3KO・1一本）と無双状態。通算戦績は14勝5敗2分1無効試合。 　1R、組みつく作戦のシウバ に対し、ケイプはスイッチを繰り返しながら自分のリズムで小気味よく打撃を出していく。カーフ、ジャブ、ワンツーとヒットさせ、的確にポイントを奪う。 　2R、距離を詰めるシウバは再びタックルを仕掛けるもケイプは冷静に対処、簡単にグラウンドへは行かせない。シウバもバックブローなどトリッキーな動きを見せるが、難なくかわすケイプ。さらにパンチのコンビネーションが冴え渡り、的確なダメージを与える。一方のシウバは押されたか、ローブローを連発、減点を受ける。そして、シウバの顔面から流血が。 　3R開始すぐ、反撃とばかりにシウバが猛攻。しかしケイプは冷静にディフェンスし、逆にクリーンヒットを次々と奪い、最後は怒涛のラッシュで、レフェリーストップを呼び込んだ。 　再起戦で圧巻のKO勝利を飾ったケイプ。勝利マイクで王者パントージャへタイトル挑戦をアピールした。 『UFCファイト・ナイト』 12月15日（日本時間）米フロリダ州タンパ ▼フライ級マッチ ○マネル・ケイプ（アンゴラ） TKO　3R1分57秒　※パンチ連打 ●ブルーノ・シウバ（ブラジル）