木戸大聖、『バニラな毎日』ミュージシャン役で劇中歌も担当 主題歌はSUPER BEAVER
蓮佛美沙子と永作博美が共演するNHK夜ドラ『バニラな毎日』に木戸大聖が出演することが発表された。 【写真】『海のはじまり』では目黒蓮の弟役を演じていた木戸大聖 本作は、賀十つばさの同名小説を実写化するスイーツヒューマンドラマ。大阪の小さな洋菓子店の厨房で、五感を刺激するお菓子の魔法が、ささやかな幸せを生み出していく。 白井葵は、パティシエとしての修業を積み、大阪で、夢だったこだわりの洋菓子店を開いた。しかし、経営はうまくいかず、店を閉じることに。そこへ現れたのは、クセの強い料理研究家、佐渡谷真奈美。閉店した白井の店の厨房で、“たった一人のためのお菓子教室”を開くという。渋々、協力する白井。不思議なお菓子教室にやってくる生徒は、それぞれに心に痛みを抱えた人たちだった。お菓子を作り、味わう時間が、孤独な心を優しく包み込んでいく。 葵役を蓮佛、真奈美役を永作がそれぞれ演じる。脚本を手がけるのは、『今際の国のアリス』シリーズ(Netflix)、『劇場版 アナウンサーたちの戦争』(NHK総合)などの倉光泰子。音楽は、NHKドラマ10『宙わたる教室』の劇伴を手がけているjizueが担当する。 木戸が演じるのは、数年前まで、大人気バンドのボーカルとして活躍していた金髪のロックミュージシャン・秋山静。美しいチョコレートケーキ「オペラ」を作りたいとお菓子教室に現れる。白井のお菓子作りへのまっすぐな思いを知り、度々姿を現すようになる。 秋山はドラマの終盤で新曲を生み出す。この楽曲を手掛けるのはSUPER BEAVER。主人公・白井の心をゆさぶる楽曲であり、木戸が歌唱も担当する。 主題歌も劇中歌とあわせてSUPER BEAVERが担当。新曲「涙の正体」を書き下ろした。 コメント ●木戸大聖(秋山静役) 生きていく中で、不安や悩みを抱え、それを周りに打ち明けることができず孤独を感じてしまったり、周りに気づかれないように自分を取り繕ってしまったりすることもあると思います。僕が演じる“秋山静”もその1人です。静がお菓子作りを通して、また白井さんや佐渡谷さんとの関わりを通して、新しい自分を見つけていく姿を視聴者の皆さんには見届けてもらえたら嬉しいです。アーティストという役どころなので歌とも向き合う日々を過ごしていますが、蓮佛さん、永作さんをはじめ、キャスト・スタッフの方々にたくさんの刺激を頂きながら撮影をしています。僕自身も静を通して、新たな自分をこのドラマで見つけていけたらと思っています。 ●SUPER BEAVER(主題歌) 『バニラな毎日』というドラマが、より深く、より鮮やかになるように、我々の楽曲が在れたなら。そしてこの音楽も温かいキーパーソンに成れたら。バンドマン冥利に尽きます。全部が合わさって"音楽"。物語と人に、限りなく近い距離で寄り添えますように。 SUPERBEAVER ●一木正恵(演出チーフ) テレビドラマの真骨頂とは―? 今家から一歩も出られない方々に、笑顔や涙や共感を届け、あなたは一人ではないと伝えること。心に抱える痛み、肉体に起こる病、災害という理不尽に奪われた日常。今が苦しい方々に、おこがましいですがささやかな光を届けること。スタッフキャストと共に大切に育てている途上ではありますが、この作品は、ドラマの原点を呼び覚ます不思議な引力を帯び始めています。逃げる、迷う、葛藤する。そんなあなたの人生を、全力で肯定する物語です。主題歌のSUPERBEAVERさんの言葉は、決して奇跡は起きない現実の厳しさを見据え、そこでもがく人生を愛し、讃え、抱きしめてくれる。その深みがドラマを彩る先に待つのは、木戸大聖さん演じる秋山静の人生と交錯するクライマックス! どうぞご期待ください
リアルサウンド編集部