東日本大震災から10年後の余震 専門家「まだ何年も続く可能性も…」
「警報が出ていなくても避難するのが重要」
ただ、静岡への教訓もあります。今回のように、沈み込んでいるプレート内で発生した地震は、2009年8月に駿河湾沖で発生しています。この地震で県内では最大震度6弱を観測し、焼津市では高さ60センチの津波が観測されました。この津波は地震でプレートが動いたことが原因ではなく、揺れによって海底の斜面で地滑りが起きて発生した突発的な津波とみられています。 常葉大学 阿部郁男教授:「(今回の)地震で福島県相馬市で、あちこち土砂崩れが起きていますが、(駿河湾沖地震で)駿河湾とか相模湾は斜面が急な崖になっているところがたくさんある。そこで震度6を超える地震が起きると、津波注意報しか出ていなくても、突然大きな津波が起きることもあります。大きな揺れを感じたら注意報とか警報が出ていなくても、避難するのが静岡県では一番重要になる」