財政制度等審議会「もはやコロナ禍ではない」 歳出構造を平時に戻す必要性を強調
「もはやコロナ渦ではない」と強く訴えました。 財務大臣の諮問機関の財政制度等審議会は29日午後、2025年度の予算編成についての建議をまとめ、財務大臣に手渡しました。 建議は冒頭に「もはやコロナ渦ではない」と掲げ、高い賃上げ率や過去最大を更新した企業収益のほか、物価上昇も基調的なものに変化しているとして、日本経済について、新たなステージに向けた芽吹きが見られると評価しました。 そのうえで、歳出構造を平時にもどす取組の必要性を改めて強調し、想定外の有事が発生することに備え、財政に十分な余力を確保することが重要だと提言しました。