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アルミ鋳造のキャストワン、一般鋳造品事業に参入。薄肉・複雑形状品を拡販

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鉄鋼新聞

 アルミ鋳造品メーカーのキャストワン(本社・長野県上田市、社長・山下祐氏)は一般鋳造品に参入した。オートバイのエンジンに用いるピストンが同社の主要事業。新たにケースなどの製品を手掛け事業の幅を広げることで、収益体質を強化する。同じ由紀ホールディングス傘下の昭和金型製作所の技術を導入し、薄肉で複雑な形状のアルミ鋳造品を製造。軽量化が求められる高付加価値製な市場を取り込む。  主力製品の純正品相当のアルミピストンは中国・インド勢との国際的な価格競争が激化。環境変化に対応して収益力を強化するため同社では新事業を模索してきた。昨年から一般鋳造品市場への参入を目指しており、今夏に大型オートバイ向けのエンジンカバーを受注。今後も軽量なアルミ素材で薄肉な製品を手掛けられる強みを生かし、機械部品や農機具など幅広い市場に対しカバーやケースなどの供給を進めたい考えだ。  キャストワンは金属関連の製造業を傘下に収めシナジー創出を目指す由紀ホールディングスの一員。同じく同社傘下にある昭和金型製作所の設備や技術を2018年に長野県上田市の製造拠点に移転し、金型から製品までを一貫で手掛ける体制となった。鋳造・金型の技術を融合することで、薄肉・複雑な製品の製造を可能にしている。山下社長は「一般鋳造品を将来的には事業の柱の一つに育てたい」と期待している。  キャストワンは1967年創業で資本金は1千万円。オートバイ用エンジン向けのピストンなどを手掛けており、従業員数は約40人となっている。