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歌手・JUJUが語る流儀「自分のためではなく、聴いてくれる誰かのための歌を」

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女子SPA!

 切ないバラードを筆頭に、小気味よいダンスチューン、本格的なジャズやスナックで聴きたい昭和歌謡などもこなすマルチな歌手として、幅広く愛されるJUJU。話題のドラマや映画で彼女の歌声が流れてくることは今や当然になっているが、NYで修業していたデビュー前~デビュー後の数年は知られざる“不遇の時代”があった。

曲の物語には添っても己は決して添わない。歌い手・JUJUの流儀

「誰にも届かないし次のリリース予定も立たない。それでも『こんなタイプの曲を作ってくれ』って毎週のように言われて、ゴールのないマラソンを続けてるみたいでしたね。誰が聴いているかもわからずに歌うのが苦しくて、もう契約を切ってくれないかと思うことも。だけどデビューして2年、シングル『奇跡を望むなら…』を出したら、初めて聴いてくださった方からお便りをいただいて。人生の中でも感じたことのない喜びがありましたね」  自分のためではなく、聴いてくれる誰かのための歌を。歌手・JUJUのスタイルはこうして誕生した。指針が一貫していたから、歌えるジャンルはどんどん多彩になっていく。大事なのは、主観で突っ走らないことだ。 「私はシンガー・ソングライターではく、まず歌うことが好きなので。だから、歌のストーリーにはすごく添うけど、自分は添わないようにする。私、優等生の姉がいたんですけど、幼い頃からいつも比べられていじけてるニヒルな子供だったんですよ。歌は大好きで、歌でなら姉にも勝てた。でも何をやらせてもできるわけじゃない。そんなふうに自分のことも俯瞰で見る癖が付いてるのかもしれないですね。主観で歌いすぎると若干気持ちの悪い歌になってしまう気がしますし(笑)」  バラードを歌うとき最大限に発揮される寂しさや憂いのムード。本名の彼女はそこから少し距離を置く。コンサートや音楽番組で少しずつ解禁されていった素の表情は、歌声からは想像できないくらいサバけたものだ。 「とあるラジオのDJからは『どんぐりころころ』を歌っても悲しい曲に聴こえる声だって言われて、実際に『犬のおまわりさん』を歌ってみたら、迷子どころか失踪事件!! 歌のイメージが先にあるのか、こんなふうに喋りだすとガッカリされるんですよ。でもつくってる部分は一切ないし、生活は至って普通。早起きの宵っ張り。趣味は読書で、家の中は本だらけですね」

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