中国新興EV11月販売:理想汽車は5万台弱でトップ維持、零跑汽車が低価格戦略で急追
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ピュアEV専業の蔚来汽車(NIO)は、11月の販売台数が前年同月比28.9%増の2万575台と7カ月連続の2万台超えを果たしたが、惜しくもトップ5入りを逃した。1~11月の累計販売台数は19万832台となった。とはいえ、価格を抑えたサブブランド「楽道(ONVO)」初のモデル「L60」が好評で、11月は5082台を売り上げており、12月の販売増にも期待が集まる。 スマートフォンメーカーの小米集団(シャオミ)が打ち出した初のEV「SU7」シリーズは、11月の販売台数が2万台を突破。納車が始まった4月から11月までの累計販売台数は約10万台となった。年間販売目標の13万台達成が現実味を帯びてきた。 ちなみに、業界最大手の比亜迪(BYD)は11月の販売台数が前年同月比68%増の50万6804台と2カ月連続の50万台超えを達成。1~11月の累計販売台数は40%増の375万7336台となった。このまま順調にいけば、2024年の年間販売台数は420万台を超え、過去最高を更新する見込みだ。
むすび
2024年も残りわずかとなり、新興EVメーカーに限らず大手企業も年間目標の達成に向けて追い込みをかけている。ゼロ金利ローンなどの販促キャンペーンを打ち出すメーカーも多い。市場競争が激化する中で、新興各社が最後の1カ月でどこまで販売台数を伸ばせるのか、年間販売台数の発表が待ち遠しい。 *1元=約20円で計算しています。 (36Kr Japan編集部)