性的関係で和解の岸和田市長は「人としていかがなものか」紅ゆずる WEST.中間も批判
元宝塚歌劇団星組トップで俳優の紅ゆずる、WEST.中間淳太が29日、MBSテレビの情報番組「よんチャンTV」(月~金曜午後3時40分=関西ローカル)に生出演。大阪・岸和田市の永野耕平市長(46)に性的関係を強要されたとして、政治活動で関わりのあった府内の女性が市長に慰謝料など約2280万円の損害賠償を求めた訴訟が大阪地裁で和解した件について言及した。 和解は14日付。永野氏から女性へ500万円が支払われたという。 和解調書によると、林潤裁判官は「市長は女性の就職や雇用維持を左右し得る優越的な立場にあった」と指摘。公人で、配偶者もおり「非難は免れない」とした。 女性側代理人によると、女性は2019年6月から21年1月ごろまで市長に性的関係を迫られた。心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症し休職。21年7月、強制性交容疑の被害届を府警に提出、大阪地検が同12月に不起訴としたのを受け、22年6月に提訴した。 永野氏は「世間をお騒がせして申し訳ない」と騒動について謝罪しつつ、「非はないですから。法的責任はない」として辞職する考えはないと明言した。 一方で、和解に第三者への「口外禁止条項」は盛り込まれていないが、「詳細については言及できない」と繰り返した。 紅は、永野氏が説明をしないことについて「それをする義務がある。公の人ですし、子供の政策にも携わっている方ですよね。ご自身もお子さまも奥さまもいらっしゃる。そういう状態で、こういうことをして『法的責任はない』とはっきり言ってしまうのは、公の方としていかがなものか」とバッサリ。 続けて、「女性のつらい気持ちもあった上でですけど、それ以前として、人としていかがなものかと私は問いたい」と訴えた。 中間も「対被害者の方とどういう話になったのかわからない」と前置きした上で、「納得いかないところもあったかもしれないですけど、そもそもの行為自体は人としては非がある。言い方はもうちょっとあったんじゃないかな」と永野氏の姿勢に疑問を呈していた。