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【スタイリスト・村山佳世子さん】「最後のひとさじ」のミックス感が大事

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集英社ハピプラニュース

ファッションのプロは、どんなものを大切にし、そこにどんな考えがあるのだろう? 長く、丁寧に服を着ることは、真の意味でのサスティナブルにもつながる。だから、今こそ考えたい。本当に自分が愛おしいと思うものと、それが教えてくれる、自分らしいスタイルの軸について。 【写真】おしゃれプロひと目惚れ!ファッション名品一覧 ◆PROFILE 村山佳世子 スタイリスト。高い審美眼とスタイリング力に定評があり、女性誌で特集が組まれることも多々。マリソルでも、村山さんの特集は毎回好評を博している。著書に『一生もののおしゃれが身につく10のルール100のコーディネート』(集英社)

あれもこれもはいらない。“絞っている”ほうが素敵

あらゆる年代や属性の女性誌の読者に向けて、シンプルでありながらどこかしゃれ感のあるスタイリングを提案するスタイリストとして活躍して25年以上。毎日のように膨大な数の服と向き合ってきた村山さん。30代までは、あれも着たい、こんな格好もしてみたいと思っていたそう。それが、40代に入ったころから、気持ちが徐々に変化し、“なんでも持っているのがおしゃれということじゃない”と思うように。 「何か大きなきっかけがあったわけじゃないんですけどね。普通の人よりも、いろんなモノを目にしすぎているから、自分自身がきちんと必要なものを見極めないと買い物ばかりしていることになる(笑)。40歳前後から、自分のスタイルに合うものだけを選択して、絞れているほうが素敵だなって思うようになって。昔はトレンドだからという理由でモノを買ったこともあったけれど、今は自分に必要なトレンドだけを選んでいて、その割合は10のうちの1か2くらい。数はいらないぶん、値段が高くてもいいから、本当に欲しいモノを買いたいと思うようになりました」

メンズライクをベースにしつつ女らしさをひとさじ足す

村山さんのスタイルの軸にあるのはメンズライク。若いころから、男の子のファッションに惹かれることが多く、海外のおしゃれスナップや、ふだん街なかで“この感じ素敵だな”と目にとまる格好をしているのは、男性のことが多かったという。 「男の人のファッションって、女性よりもうんと幅が狭くて、おしゃれな人がわかりやすいんですね。メンズのファッションが好きな人と話すと、こだわりポイントとかに共感できることが多くて、つくづく自分は“メンズ脳”なんだな、と思い知りました」 メンズブランドもこまめにチェックするし、サイズさえ合えばメンズのウエアを買うこともあるという村山さん。ただし、全身メンズというスタイルは絶対にしない。 「メンズライクが好きだからと言って、男になっちゃいけない。そうでなくても、おじさん化しているんだから(笑)。洋服がメンズライクだったら、必ずどこかにフェミニンさを足します。私の場合、それはたいてい、手首か靴。最近は、セリーヌのバングルをぽんとひとつつけたり、靴をフラットなマノロブラニクにしたり、バレエシューズにしたり。何かひとつ違うテイストのものを入れるということが、私のこだわりかな」

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